マルクス・アウレリウス騎馬像 From Wikipedia, the free encyclopedia マルクス・アウレリウス騎馬像(カピトリーノ美術館) カピトリーノ広場にあるレプリカ マルクス・アウレリウス騎馬像[1](伊: Statua equestre di Marco Aurelio)は、ローマ皇帝マルクス・アウレリウスの騎馬像。2世紀後半の作[1]。カピトリーノ美術館蔵[2]。カピトリーノ広場にレプリカがある[2]。 高さ4.24メートル[3]。等身大よりも大きい[2]。 青銅製[1][2]。蝋型鋳造により作られた[4]。長年の風雨に晒され、白濁している[2]。元来は全面に鍍金されていた[2][4]。皇帝と馬の顔などに金が残っている[4]。 皇帝は落ち着いた表情で、群衆の歓呼に応えるポーズ[2]、あるいは演説するポーズ(アドロクティオ(英語版))をしている[5]。軍装ではなく、トゥニカに外套を羽織った普段着に近い姿をしている[2]。 気品・威厳・運動感が調和した、人馬一体の名品とされる[2]。 歴史 当初は近衛騎兵隊の兵舎にあったが、166年ごろ、皇帝のパルティア戦役の勝利を記念するため、ローマの凱旋門の上に置かれたと推定される[2]。 歴代ローマ皇帝の騎馬像は20体以上あったが、現存するのは本作のみである[2]。中世にはコンスタンティヌス大帝像と誤解され、10世紀以降はラテラノ教会前に放置されていた[2]。 1538年、ローマの都市整備に際し、本作の価値を再発見したミケランジェロの進言により、教皇パウロ3世がカピトリーノ広場に移した[2]。以降、君主の騎馬像の典型として、欧州各国の騎馬像に影響を与えた[2]。 1983年のアンドレイ・タルコフスキー監督の映画『ノスタルジア』には、登場人物が本作によじ登って演説したのち焼身自殺する、というシーンがある[2]。 1990年、保全のためカピトリーノ美術館に移転され、跡地に精巧なレプリカが置かれた[2]。 関連項目 ウィキメディア・コモンズには、マルクス・アウレリウス騎馬像に関連するカテゴリがあります。 騎馬像 ローマ美術 マルクス・アウレリウスの記念柱 マルクス・アウレリウス騎馬像、トラヤヌス記念柱、神殿の見える空想のローマ景観 脚注 1 2 3 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典『マルクス・アウレリウス騎馬像』 - コトバンク 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 荻野弘之『マルクス・アウレリウス『自省録』精神の城塞』岩波書店〈書物誕生 あたらしい古典入門〉、2009年。ISBN 978-4000282932。 99-100;108-109頁。 ↑ “Equestrian statue of Marcus Aurelius | Musei Capitolini”. www.museicapitolini.org. 2025年8月27日閲覧。 1 2 3 鈴木徹;秋山信茂「イタリア美術の一考察 (ローマの彫刻)」『教育学部紀要』第34号、文教大学、2000年。 NAID 110000330540。https://bunkyo.repo.nii.ac.jp/records/344。 116-117頁。 ↑ Dr. Jeffrey A. Becker. “Smarthistory – Equestrian Sculpture of Marcus Aurelius”. 2026年2月11日閲覧。 典拠管理データベース 全般VIAF国立図書館ドイツアメリカ Related Articles