以下ではMerton & (1971)の記述に基づく。
時点
における株式の価格を
、債券の価格を
とする。株式価格は以下の確率微分方程式に従うとする。

ここで
と
は定数のパラメーターであり、
はブラウン運動である。つまり株式価格は幾何ブラウン運動に従う。債券価格は次のように表されるとする。

ここで
は時間を通じて一定の安全利子率である。よってブラック=ショールズモデルと同様の設定になっている。
さらに投資家の時点
における資産額を
で表す。また時点
における、投資家の株式への投資比率を
とする。よって投資家は各時点において
ドルを株式に投資し、
ドルを債券に投資する。投資家の資産額は次の確率微分方程式に従う。

ここで
は投資家の時点
における消費額である。よりヒューリスティックな説明をすれば、
と
がそれぞれ株式と債券の保有単位数を表しているので、
時点における資産額の瞬間的増分が
で表され、そこから消費に使用する分の額
を引いたものが最終的な資産額の瞬間的な増減の量になる。
投資家は次の時点
から
までの期待効用最大化問題に直面しているとする。

ただし、
は定数の割引パラメーターで、効用関数
はCRRA型効用関数である。つまり

である。