マールィ・セミャチク
From Wikipedia, the free encyclopedia
| マールィ・セミャチク | |
|---|---|
| Малый Семячик | |
マールィ・セミャチクの頂上 | |
| 最高地点 | |
| 標高 | 1,527[1] m (5,010 ft) |
| 座標 | 北緯54度08分 東経159度40分 / 北緯54.13度 東経159.67度座標: 北緯54度08分 東経159度40分 / 北緯54.13度 東経159.67度 |
| 地形 | |
| 地質 | |
| 山の種類 | カルデラ内の成層火山 |
| 最新の噴火 | 1952年12月[1] |
マールィ・セミャチク[2](ロシア語: Малый Семячик, ラテン文字転写: Maly Semyachik)は、ロシアのカムチャツカ半島東部に位置する成層火山である[1]。この火山は、直径10キロメートルのカルデラ内に位置しており、さらにそのカルデラ自体は、直径15から20キロメートルの中期更新世のステナ=ソボリニー・カルデラの中に位置している複合成層火山である[3][1]。3つの重なり合った成層火山が、北東から南西方向のラインに沿って順に形成されており[4]、最も新しい火山円錐は、南西端に位置するツェノ・セミャチクである。有史以来活動が記録されているトロイツキー火口には、高温で酸性の火口湖が形成されており、この火口は約400年前のセノ=セミャチクの大規模な爆発的噴火によって形成された[1]。この火口湖は流れ出る河川のない無口湖でもある。水深最大140メートルに達する世界有数の深い火口湖の一つであるが、水化学パラメータ[注釈 1]および性質においては、ニュージーランドのルアペフ山、日本の草津白根山、コスタリカのポアス山と類似している。1946年にロシアの火山学者ウラジーミル・ヴロダベツ(Vladimir Ivanovich Vlodavets)によって、その存在が学会に報告された[6]。


湖の水は、青みがかかった乳白色から[2]、非常に珍しい鮮やかなターコイズブルー色をしている。彩度の高い色は、火山性の酸性湖に特有のもので、湖底から立ち上る硫黄蒸気が水と反応して硫酸へと変化することに起因しており[7]、湖水にはそのほか数種類の酸や周期表に載っている様々な化学元素が含まれており、有毒である[8]。湖の色は湖水の酸性度(pHの値)と光の量(時間帯、季節、天候)などの要因によって変化する[9]。
湖水の水温は40度以上で[6]、すべてのものが氷や深い雪に覆われても決して凍ることがない。
「セミャチク(Semyachik)」という名称は、カムチャツカ半島の先住民族であるイテリメン人の言語で「石の大地」を意味する。
