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ミズナギドリ科

鳥類ミズナギドリ目の科 From Wikipedia, the free encyclopedia

ミズナギドリ科(みずなぎどりか、学名 Procellariidae)は、鳥類ミズナギドリ目の科である。

概要 ミズナギドリ科, 分類 ...
ミズナギドリ科
クロミズナギドリ
クロミズナギドリ Procellaria parkinsoni
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
界 : 動物界 Animalia
門 : 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
綱 : 鳥綱 Aves
目 : ミズナギドリ目 Procellariiformes
科 : ミズナギドリ科 Procellariidae
学名
Procellariidae Leach, 1820
シノニム

Puffinidae

和名
ミズナギドリ(水薙鳥)
英名
Petrels, Shearwaters, and Diving Petrels
属

本文参照

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ミズナギドリ(水凪鳥、水薙鳥)と総称される[1]。

特徴

分布

全世界の海洋(南極海を含む)。

形態

全長26–87cm[1]。

上面が黒や灰色、褐色の羽毛で覆われる種が多い。

嘴の先は鉤状に尖る。

卵は殻が白く、成体との比率で大型(体重の6–20%)である。

生態

海洋に生息する。風の強い高所から風の弱い低所に急降下し、急降下の勢いと風力の差を利用して再び高所へ上がる「ダイナミック・ソアリング」を繰り返し長時間羽ばたかずに飛翔する。水面ギリギリの急旋回は1秒間に2回程度の非常に速いペースで絶え間なく行われ、この飛翔が翼で水面を切る(薙ぐ)ように見えることが和名や英語名(shearwater = 水を切る)の由来である。多くの種では長距離の渡りをする。

食性は動物食で、魚類、甲殻類、軟体動物などを食べる。種によってはプランクトンや動物の死骸を食べる。

集団繁殖地(コロニー)を形成する。地面に掘った穴や岩の隙間などに巣を作り、1腹に1個の卵を年に1回産む。雌雄交代で抱卵する。

オニミズナギドリの嗅覚を奪うと、巣から餌を捜しに行った先から帰れなくなることが報告されており、嗅覚によって飛行進路を決定している可能性が高い[2]。

系統と分類

ミズナギドリ科の内部系統は以下の通り[3]。モグリウミツバメ属は、かつては独立科とされたが、以下の通り本科の内部に含まれる系統である。

ミズナギドリ科

ユキドリ属 Pagodroma

ナンキョクフルマカモメ属 Thalassoica

マダラフルマカモメ属 Daption

オオフルマカモメ属 Macronectes

フルマカモメ属 Fulmarus

モグリウミツバメ属 Pelecanoides

アオミズナギドリ属 Halobaena

クジラドリ属 Pachyptila

Aphrodroma(シロハラミズナギドリ属 Pterodroma から分割)

シロハラミズナギドリ属 Pterodroma

アナドリ属 Bulweria

Pseudobulweria(シロハラミズナギドリ属 Pterodroma から分割)

クロミズナギドリ属 Procellaria

ミズナギドリ属 Puffinus

オオミズナギドリ属 Calonectris

ハシボソミズナギドリ属 Ardenna(ミズナギドリ属 Puffinus から分割)

歴史

古くは Coues (1864, 1866); Huxley (1867) などにより、現在のミズナギドリ目全体がミズナギドリ科とされた。その後、Forbes (1882) がウミツバメ科 Oceanitidae を分離したのに始まり、さまざまな範囲がミズナギドリ科とされたが、Loomis (1923) により現在とほぼ同じ科分類となった。

ほとんどの分類でミズナギドリ科はミズナギドリ目最大の科であり、しばしば亜科に分割された。ミズナギドリ亜科 Procellariinae、アホウドリ亜科 Diomedeinae、モグリウミツバメ亜科 Halodrominae、フルマカモメ亜科 Fulmarinae、ミズナギドリ亜科 Puffininae、ウミツバメ亜科 Oceanitinae などの亜科名が使われた[4]。

Siblet & Ahlquist (1990) は、現在のミズナギドリ目全体をミズナギドリ科とし、アホウドリ亜科 Diomedeinae(アホウドリ科)・ミズナギドリ亜科 Procellariinae(ミズナギドリ科+モグリウミツバメ科)・ウミツバメ亜科 Hydrobatinae(ウミツバメ科)に分けた。

属と種

以下の分類はAviList v2025[5]、和名は厚生労働省[6]などより。

人間との関係

開発による繁殖地の破壊、水質汚染、漁業による混獲、食用や羽毛目的の乱獲、人為的に移入された動物による捕食などにより生息数が減少している種もいる。

1974年6月、高知県沖で約4500羽、千葉県沖で約5000羽など太平洋側で大量死が確認された。さらに福島県沖合で約1500羽が衰弱していることが確認されたことから、福島県と海上保安庁が連携して、巡視艇から小魚の餌付けを行った記録がある[7]。

画像

出典

参考文献

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