ミツクリエナガチョウチンアンコウ
From Wikipedia, the free encyclopedia
| ミツクリエナガチョウチンアンコウ | |||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||||
| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Cryptopsaras couesii Gill, 1883 | |||||||||||||||||||||||||||
| シノニム | |||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Triplewart seadevil |
ミツクリエナガチョウチンアンコウ (学名:Cryptopsaras couesii) は、アンコウ目・ミツクリエナガチョウチンアンコウ科・ミツクリエナガチョウチンアンコウ属に分類される魚類の一種[1]。ミツクリエナガチョウチンアンコウ属は単型[1]。
分布と生息地
形態
体は側扁した卵形で、頭部は大きく、口はほぼ垂直[6][7]。背鰭は1棘(誘引突起)4-5軟条、臀鰭は4軟条。背鰭軟条の前方には横に並んだ3つの瘤があり、発行する粘液を分泌する[6]。脊椎骨数は20、鰓条骨数は6。歯列は2 - 3列で、不規則に並んでおり、下顎の歯の方が大きい[8]。体は皮膚に埋もれた棘で覆われる。体色は雌成魚が黒色で、幼魚は暗褐色[8]。背鰭棘の変形した誘引突起(イリシウム)を用いて獲物を誘き寄せる。誘引突起は長く、先端に疑餌状体(エスカ)がある[4]。筋肉を動かして誘引突起を伸縮、回転させる[4]。擬餌状体には生物発光するバクテリアが共生しており、発光によって獲物を誘引する[9][10][11]。

性的二型
本種は極端な性的二型を示す[1]。全長は雌が最大44 cmになるのに対し、雄は最大7.5 cmにしかならない[3]。このように雌よりも極端に小さい雄のことを矮雄(わいゆう)と呼び、チョウチンアンコウの仲間にしばしば見られる特徴である。雄は前歯が非常に長く、その顎で雌の腹に噛み付いて付着する[6][12]。その後皮膚や血管を癒着させ、雌から栄養分の供給を受ける[1]。さらに目や腸などが次第に退化し、雌の体に同化する[1]。未寄生の雄は最大1.05 cm[3]。
