ミニウェイ

From Wikipedia, the free encyclopedia

ミニウェイは、阪神高速道路公団(現:阪神高速道路)が運用していた工事用車両である。車両の上面を道路として運用するという特徴を持つ。

阪神高速道路公団が道路工事に伴う渋滞を緩和するために、三菱重工業と共同で開発した車両である[1]。ミニウェイは7つの車体から成っており、7つをつなぐことで全長88mの仮設道路となり、その下には高さ2mの作業空間が確保される[1]。また、ミニウェイの内部には工事に必要な機械類が装備されている[1]。価格は7億円とされる[2]

1988年度から運用され、主として高架橋のジョイント部分の補修に用いられていた[3]

構造・性能

ミニウェイの各部分は工事現場までトレーラーで運搬されるが[4]、設置を迅速化するために全車体が四輪操舵、両端を除いた5台については四輪駆動(残り2台も二輪駆動)となっており[5]、つないで設置した状態でも3km/hで移動することができた[4]

公道上を運搬する際の利便性を考慮して、幅は2.95mまで縮めることができ、また中央部のガードレールや端のランプウェイも折りたためるようになっていた[6]

上面の仮設道路は3.1m幅(ミニウェイの外幅は3.5m)であり、縦方向については6%の勾配で2.3mの高さまで登り降りすることとなる[5]。ミニウェイやその下にある高架橋の耐荷重や高さ方向の制約のため、ミニウェイ上を通れるのは高さ2.0m以下、総重量3.0t以下の乗用車に限られた[4]

沿革

交通量への影響

ミニウェイの設置・撤去にかかる時間は、事前の車線規制に30分程度、ミニウェイ自体の設置や撤去に30 - 40分程度とされている[1]。片側2車線ある道路を1車線に規制すると交通量は40%程度まで減少するが[1][3]、1車線+ミニウェイの状態では通常の70 - 80%程度の交通量を確保できる[1][3]

廃止

脚注

参考文献

Related Articles

Wikiwand AI