ミロエストロール
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ミロエストロール(miroestrol)は、植物由来の化学物質(フィトケミカル)で女性ホルモンエストロゲンの生理活性をミミックする植物エストロゲンの一つ。ミロエストロールは最初1940年に、タイの薬草kwao keur 〔プエラリア (Pueraria mirifica)〕 から単離され[2]、この植物の回春薬としての効能の原因物質であると考えられた[3]。相対立体配置を含む化学構造は、1960年にX線結晶構造解析によって決定された[4]。しかしながら、より最近の研究では、活性成分は実際にはミロエストロールの類縁体であるデオキシミロエストロールであること、報告にあったミロエストロールは単離手順の際の人為的な影響によって生成したに過ぎないことが示唆されている[5]。デオキシミロエストロールは空気中の酸素に曝されると、ミロエストロールへと変換される。
| 物質名 | |
|---|---|
2,3,10bα,11,12,12aα-Hexahydro-1β,2α,4aα,8-tetrahydroxy-11,11-dimethyl-2,12β-methano-1H-benzo[b]naphtho[2,1-d]pyran-4(4aH)-one | |
別名 (+)-Miroestrol; Mirestrol | |
| 識別情報 | |
3D model (JSmol) |
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PubChem CID |
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日化辞番号 |
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CompTox Dashboard (EPA) |
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| 性質 | |
| C20H22O6 | |
| モル質量 | 358.390 g·mol−1 |
| 融点 | 268-270 °C(分解) |
| 比旋光度 [α]D | +301° (c 1.1, EtOH, 17 °C[1]) |
植物エストロゲン作用
ヒトでのエストロゲン活性
応用製品
参考文献
- JP 特許公開 2006290822, 白鳥製薬, "ミロエステロールの製造法", published 2006-10-26, issued 2005-04-13
- James C. Cain (03 December 1960). “Mirœligstrol: An Œstrogen from the Plant Pueraria Mirifica”. Nature 188: 774-777. doi:10.1038/188774a0. ISSN 0028-0836.

