ミームコイン

From Wikipedia, the free encyclopedia

ミームコインとは、インターネット・ミームから生まれたユーモアな特徴を持つ暗号資産である[1]

インターネット・ミームの1つであるDogeが基になったドージコインアメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身のラッパーカニエ・ウェストが由来のCoinye、ポンジ・スキームのBitConnectなど、暗号資産市場全体の問題点や風刺として取り上げられることもあれば、暗号資産に興味を持つきっかけとしての役割を果たすこともある。

ミームコインは主流な暗号資産の価値や機能と比較して劣ることが多く、侮蔑的な表現として使われることがある。 一方で社会的な評価を得たり、市場での価値が高まったりしているミームコインも存在する。[2]

2013年末に、ソフトウェアエンジニアによってDogeのジョークとしてドージコインが生まれ、これに続くように複数のミームコインが続けて誕生した。2021年10月には、約124のミームが流通している。ドージコイン柴犬コインは注目すべき一例である[2]

2021年末に、ロンドンでのミームコインFloki Inuの広告が、ASA(広告基準局)の認可を受けていない金融商品の宣伝みなされ、宣伝活動に対する後続調査を引き起こした[3]

いくつかの国々ではミームコインを規制するための措置を講じている。2021年初頭、タイの証券取引委員会は、デジタル商品に対する取り締まりの一環で、ミームコインを「明確な方針や実態がない」として禁止した[4]

AI生成ミームコインの登場(2022年 - 現在)

2022年後半からの生成AI(ジェネティブAI)の急速な普及に伴い、人工知能(AI)を開発やコンセプト設計のプロセスに組み込んだ新たな形態のミームコインが登場した。

その先駆となったのが、2022年12月8日に誕生したKiboShib(KIBSHI)である。これはOpenAIのChatGPT(GPT-3.5)が一般公開された直後に作成されたもので、AIに対して「Dogecoin(ドージコイン)とShiba Inu(柴犬コイン)のハイブリッド」というコンセプトを提案させ、名前やロゴのデザイン(DALL-Eを使用)のアイデアをAIが考案した世界初のAI生成ミームコインである。

その後、2023年4月には、デジタルアーティストのRhett MankindがChatGPT(GPT-4)に出したプロンプトを起点として誕生した「Turbo(TURBO)」が登場した。Turboはコンセプトだけでなく、スマートコントラクトのコード記述にいたるプロセスの大部分をAIに委ねたことで広く市場の注目を集め、ミームコインにおけるAI活用のトレンドを本格化させた。さらにその後には、人間を介さずAIが直接スマートコントラクトを記述しブロックチェーン上へデプロイを行う自律型のトークン(AstroPepeXなど)も現れるなど、ミームコインの制作手法はAIの進化とともに多様化している。

人気

ミームコインの人気は、イーロン・マスクドージコインの使用を支持して以来、急上昇している[5]。 彼は2022年にもドージコインに関するツイートを続けており、1月には「マクドナルドがドージコインを支払い手段として受け入れたら、生放送でハッピーセットを食べる」と述べた[6]

2025年1月18日から同年4月1日までの$TRUMPの値動き。1月19日に史上最高値を付けたものの以後は下落傾向を示し、1月19日以降に投資した約76万4000人が損失を出している。

2025年1月17日、ドナルド・トランプは新しいミームコイン「$TRUMP英語版」を立ち上げ、瞬く間に急騰し[7]数日を経ずに50%以上も下落、価格変動の激しさを示した[8]

2025年2月、中央アフリカ共和国は、最初のコイン「Sango」の失敗を受けて、公式ミームコイン「$CAR」を立ち上げた[9]

お金を失うリスクは大きいが[10]、いくつかのミームコインは時間をかけて成功し、そのプロジェクトも持続している[11]

脚注

関連項目

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI