ムカデ人間2
From Wikipedia, the free encyclopedia
ストーリー
障害を患っている小柄な青年マーティンは、ロンドンの地下駐車場で夜間警備員として働きながら、母親そしてペットのムカデ1匹と共に暮らしていた。ある日、マーティンは映画『ムカデ人間』のDVDを繰り返し鑑賞している内に自分もムカデ人間を作ってみたいという欲望にかき立てられる。
マーティンは欲望を抑えられず、夜の地下駐車場を訪れた人々を拳銃やバールで気絶させ、拉致して倉庫に監禁する。更に『ムカデ人間』の出演者の1人で劇中でムカデ人間の真ん中を担当していた女優のアシュリン・イェニーを、タランティーノ映画のオーディションと偽り倉庫へ連れ込んだ。
順調に「候補者」が集まっていく中、マーティンはムカデ人間についてまとめたファイルを母親に見られてしまう。過去に父親がマーティンを性的虐待して逮捕・投獄された経緯もあり、かねてから息子の存在を疎ましく思っていた母親は息子の異常性を激しく罵り、ファイルとペットであるムカデも処分しようとする。しかしマーティンはその行いを看過できず、母親の頭をムカデのいるケージに突っ込ませて、バールで惨殺した。
マーティンの行動はエスカレートしていき、ついには12人もの人間が倉庫に集められる。そしてマーティンは映画を参考にオリジナルのムカデ人間の製作に取り組んでいく。元々先頭予定だった妊婦を死んだと見なして倉庫の隅に置いたり、誤って候補者の1人を殺したりしてしまったものの、最終的に10人のムカデ人間を完成させる。マーティンは「完成品」を前に恍惚の表情で指揮を取ったり、漏斗で直接ご飯を与えさせたり、最後尾の女性を強姦したり、下剤で映画のワンシーンを再現したりして楽しんだ。しかし、死んだと見なされていた妊婦が目覚め、陣痛に悶えながら倉庫から脱出する。強姦が終わったマーティンが妊婦を追いかけるも、すでに妊婦は車の中に閉じこもっており、マーティンにはどうすることもできなかった。その後妊婦は出産し、逃走に成功する。
一方倉庫内では、見様見真似でいい加減な接合をしたことが仇となり、接合部が外れて、せっかく完成させたムカデ人間が分裂する。自分の作ったムカデ人間が台無しになったことにマーティンは激怒し、拳銃とナイフで候補者達を殺害する。生存者の最後になった、ムカデ人間の先頭のアシュリンを殺すのを躊躇っていると、彼女はマーティンの股間を殴り、その後漏斗を肛門に押し込み、彼のペットであるムカデを入れて逆襲した。マーティンは立ち上がってアシュリンの首を刺したのち、よろめきながら外に出た。
場面が地下駐車場へと移り、警備室で普段通り『ムカデ人間』を鑑賞するマーティンの姿が映し出される。今までの物語がマーティンの妄想だったのか、あるいは本当に起きた出来事なのか分からないまま画面がフェードアウトし、物語の終わりが示唆される。
キャスト
マーティン:ローレンス・R・ハーヴィー
本編の悪役。背が低く、太っていて、喘息持ちで、知的障害のある40代男性。映画「ムカデ人間」をこの上なく愛している。笑い声や呻き声を除いて、映画本編では喋らない。
アシュリン・イェニー:アシュリン・イェニー
ムカデ人間の先頭。映画のオーディションだと騙されて誘拐された。
キャンディ:マディ・ブラック
ムカデ人間の2番目。車内で性行為を行なっていた売春婦。パウルと共に誘拐される。
カリー:カンダス・ケイン
ムカデ人間の3番目。バレリーと共に酔っ払って帰ってきた後、マーティンに誘拐される。
パウル:ドミニク・ボレリ
ムカデ人間の4番目。自分と博士のために売春婦であるキャンディを買った運転手。キャンディと共に誘拐される。女性の後ろに繋げられた唯一の男性である。
イアン:ルーカス・ハンセン
ムカデ人間の5番目。キムのボーイフレンドであり、攻撃的な性格の若者。
ディック:リー・ニコラス・ハリス
ムカデ人間の6番目。マーティンとその母親の上の階に住む攻撃的な隣人。母親が彼の大音量で音楽を聞いている件に文句を言うと、暴力で彼らを脅した。彼を先頭にしてムカデ人間が分裂した。
グレッグ:ダン・バーマン
ムカデ人間の7番目。映画の冒頭ですでにマーティンのバンの中に誘拐されていた若者。
ティム:ダニエル・ジュード・ジェニス
ムカデ人間の8番目。金持ちの男性。妊娠中の妻、レイチェルと共に誘拐され、彼らの子供は車の中で置き去りにされたままである。
バレリー:ジョージア・グッドリック
ムカデ人間の9番目。カリーと共に誘拐された女性。男性の後ろに繋げられた唯一の女性である。
キム:エマ・ロック
ムカデ人間の10番目。イアンのガールフレンド。ムカデ人間の肛門として機能する。マーティンから有刺鉄線に巻かれた陰茎で強姦された。
レイチェル:キャサリン・テンプラー
ムカデ人間候補者の11人目。ティムと共に誘拐された妊婦。元々妊娠への同情により先頭予定だったが、マーティンによって死亡したと見なされた。この映画における、唯一の脱出成功者。
アラン:ピーター・ブランケンシュタイン
ムカデ人間候補者の12人目。マーティンに腎部を切断され、出血多量で死亡した。本来ならバレリーとキムの間にいるはずだった。
セブリング博士:ビル・ハッチェンズ
マーティンの精神科医。マーティンを性的な目で見ている。キャンディとの性行為の様子をマーティンに見られ、射殺された。
ロマックス夫人:ヴィヴィアン・ブリッドソン
マーティンの母親。旦那(マーティンの父親)が逮捕されたことをマーティンのせいだとして彼を過度に嫌っている。
ジェイク:ピーター・チャールトン
映画内での犯行現場である倉庫の大家。マーティンは彼もムカデ人間にする予定だったが、誤って殺してしまった。