コウキクサ
ウキクサ亜科のアオウキクサ属に属する浮遊性の水草の1種
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コウキクサ (学名: Lemna minor) は、ウキクサ亜科のアオウキクサ属に属する浮遊性の水草の1種である。葉状体裏面が紫色を帯びることはなく、根鞘は翼を欠き、根端は鈍頭である。北アメリカ、アフリカ、ヨーロッパ、アジアなど世界各地の淡水域に広く生育しており、オーストラリアにも帰化している。
| コウキクサ | ||||||||||||||||||||||||
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コウキクサ | ||||||||||||||||||||||||
| 分類 | ||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||
| Lemna minor L., 1753[1] | ||||||||||||||||||||||||
| シノニム | ||||||||||||||||||||||||
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| 和名 | ||||||||||||||||||||||||
| コウキクサ ダックウィード | ||||||||||||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||||||||||||
| lesser duckweed[1], common duckweed[2] |
アオウキクサ属のタイプ種 (模式種) である。日本では、ムラサキコウキクサ (Lemna japonica) やキタグニコウキクサ (Lemna turionifera) がコウキクサと混同されていたことがある (→ #分類)。
形態
水面に生育する浮遊植物であり、葉状体 (葉と茎の区別がなく、フロンドともよばれる[3]) と根からなる[4]。葉状体はやや厚みがある広楕円形 (ほぼ左右相称)、1.5–6 x 1–4 ミリメートル (mm)、ふつう不明瞭ながら3脈があり、脈は頂端まで達する[1][4][5][6][7][8] (下図1c)。葉状体表面の頂端や中脈上には小突起がある[5][8]。葉状体の表面は光沢がある明緑色 (日陰では緑色が濃い)、裏面は淡緑色であり、紫色を帯びることはほとんどない[4][5][6][8]。葉状体の裏面からは1本の根が水中へ伸びており、根の長さは 0.5–13 cm、先端は鈍頭、根鞘基部に翼はない[1][4][6][8]。葉状体の基部側面から新たな葉状体を形成して出芽状に増殖する。ふつう葉状体は単体または2–5個がつながった群体を形成している[7][8] (下図1a, b)。休眠芽 (越冬芽、殖芽) は形成せず、葉状体のままで越冬する[1][4][5][6][7][8]。
花期は夏だが開花はまれであり、葉状体の側面に花をつける[1][4][7][8]。花は2個の雄しべと1個の雌しべからなる[1][4]。花柱は長さ 0.10-0.15 mm、子房は胚珠を1個含む[1][8]。果実は 0.8-1.0 x 0.8-1.1 mm、縁辺は翼状[1][8]。種子は 0.7-1.0 x 0.4-0.6 mm、肋がない[7] (10-16本の肋があるとする記述もある[1][8])。染色体数は 2n = 40[7] (2n = 20, 40, 42, 50, 63, 126 とする記述もある[8])。ゲノム塩基配列が報告されている (481 Mbp; Mbp = 100万塩基対)[9]。また色素体DNA塩基配列も報告されている[10]。
分布・生態
人間との関わり
分類
日本においてコウキクサとよばれていたものは、下記の3種を含むことが示されている[4][5][16]。

- コウキクサ (Lemna minor L., 1753)
- ムラサキコウキクサ (Lemna japonica Landolt, 1980)
- キタグニコウキクサ (Lemna turionifera Landolt, 1975)
