メス (工学)

From Wikipedia, the free encyclopedia

物品におけるメス(雌[1])は、(つい)になった凸(とつ・でこ)と凹(くぼ・ぼこ)のうちの凹のほうである。これは常に対になって扱われ、凸の方はオスという。

物品の形状としては、例えばケーブル(電線)と装置を繋ぐコネクタの場合、装置側がメス、ケーブル側がオスであることが多い。これは装置の側には、外部との衝突で破損の恐れがある突起物をつけたくない設計思想のあらわれといえよう。なおケーブルの場合は破損しても単価が安いため交換が容易である。ただしRS-232Cのような例外的な規格も存在する。ソケットを参照。

映像を伝達するVGA端子のメス

電気回路電子回路における基板同士や基板と他の部品を繋ぐコネクタでは、使いまわしをする側にメスを使用する場合がある。現在のコネクタはエッジコンタクトと呼ばれ、コネクタ内部の金具同士が擦れ合う際に金属表面が削れ、酸化していない地金同士が合金を作り、電気的接合を果たす。この金属同士のこすり合いでは、メスコネクタ内に金属弾力を利用した一種のばねが用いられている。

抜き差しを繰り返すことで、メス側のばね機構がゆるくなるほか、メスコネクタ内に酸化金属やといった異物がたまりやすい。接点にこの埃や酸化金属の粉末が挟まったりすると接触不良となる。つまりメス側の方が先に機能を失って破損する。この受けとして基板上にはより単純な機構のオスコネクタが取り付けられており、メスの側のケーブルを受け止めるためのロック機構を備えるものも見られる。

ただしこれに沿わないコネクタもあり、特に金属同士のこすれを利用しない、メスコネクタ側の操作により接点面を圧接するタイプのコネクタでは、基板上にメスコネクタが取り付けられている。コンピュータCPUなど集積回路の取り付けも、集積回路側がオス・基板側がメスとなっている。

製造

脚注

関連項目

Related Articles

Wikiwand AI