メトディウスの予言書
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内容と影響
メトディウス予言書が描き出す未来像は以下のようなものである。イスラム勢力によるキリスト教国が制圧され苦しめられるが、「終末の皇帝」が現れ平和をもたらす。その後出現するゴグとマゴグは神の使いに滅ぼされるが、皇帝もゴルゴダの丘へ赴いて帝冠を置き、死を迎える。この後反キリストが君臨するが、キリストの再臨によってそれが終わり、最後の審判が行われる[3]。
この作品にはキリスト教的終末論の多くのテーマが登場している。すなわち反キリストの興隆と没落、ゴグとマゴグの侵攻、世の終わりに先行する数々の艱難などである。加えて、『ティブルティナ・シビュラ』から借用された新たな要素として、救世主となる「終末の皇帝」が加わっている[4]。これは中世の黙示文学的作品の中では中心をなす人物像であり、メトディウス予言書によって普及した。