モータージェット
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現在の多くのジェットエンジンでは、ジェット噴射のエネルギーの一部をタービンによって回収することで、[疑問点]それと直結した圧縮機を回転させている。しかし、ジェットエンジンの黎明期には材料や加工技術の問題から高温と高い遠心力に曝されるタービンが非常に壊れやすく、エンジンの寿命を短くしてしまう原因になっていた。このため耐えられる範囲のタービンでは圧縮機を駆動させるのに十分なタービン回転数を得ることが技術的に難しかった。この問題を解決する方法のひとつとして圧縮機をタービン以外の外部動力で駆動させるというモータージェットの概念が生まれることとなった。この外部動力としては主にレシプロエンジンが用いられた。圧縮機で空気を吸入・圧縮し、その空気に燃料(ガソリン)を混合後、燃焼させてジェット推進を得るという基本的な仕組みは一般的なジェットエンジンと同じである。また、レシプロエンジンにプロペラを接続して推力を二重に発生させたり、プロペラ推進とジェット推進を適宜切り替えて運行する機能を備えたものもあった。
ただしこの配置では、排気ダクトから得られる推力のうち半分程度は圧縮機の羽根車がプロペラと類似の働きをして生み出すものであり、実際はダクテッドファンエンジン的な傾向もかなり強かったのではないかと言われている。またジェット噴流は機体の速度より若干速い程度がもっとも効率が良いため、レシプロ機と同程度の速度ではむしろダクテッドファンエンジンの流速を無駄に上げて効率を低下させているとすら言える。
