ヤコポーネの100篇をこえる「讃歌 Laude」は、19世紀には神への愛に酔う狂気の詩人というロマン主義的な解釈で描かれることが多かった。20世紀に入るとより客観的な立場から見直され、ダンテ以前の優れた神秘詩人としての像が定着する[3]。
イタリアの評論家デ・サンクティスは、芸術性を問題とせず、庶民の話し方を好んでまねるその作風を高く評価し、純粋で素朴な民衆の詩心をあらわしたものと考える[4]。
ヤコポーネの傑作「スターバト・マーテル」は聖歌の詞として、アヴェ・マリス・ステラやサルヴェ・レジーナと並ぶ地位を確立している。