ユサン

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ユサン属
テッケンユサン
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 裸子植物 gymnosperms
: マツ綱 Pinopsida
: マツ目 Pinales
: マツ科 Pinaceae
: ユサン属(アブラスギ属) Keteleeria
学名
Keteleeria Carrière
和名
ユサン(油杉)

本文参照

タイワンユサンの葉
タイワンユサン植栽
タイワンユサンの球果

ユサン[1][2](別名:油杉(アブラスギ)、シマモミ、学名:Keteleeria)は、マツ科のユサン属(アブラスギ属[3]、シマモミ属とも呼称[1])の常緑高木の数種の針葉樹を指す名称。杉の字を含むが、松の仲間。

属名はフランスの園芸家J. B. Keteleerにちなむ[2]

高さ50m、幹径2.5mに達する種もある。枝は輪生して水平に張る。若木はピラミッド型の樹形を示すが、成長すると上方に横へ広がる枝が出て、樹冠が平たい形状になる。葉は線形、革質で扁平、葉枕は無い。雌雄同株。雄花は小さい花房をつくり葉腋または枝先につく。同じマツ科のモミ属と同様に球果は枝に直立してつくが、熟しても果鱗が脱落しない点がモミ属とは異なる。またモミ属より乾燥地に生える。種子に翼がある[1][2][4]

下位分類(種および変種)と分布

ユサン属は3種で構成されるが、中国各地に依存的に隔離分布するものを含めて8種とする見解もあるとされる[4]。POWOでは2025年現在、古くから知られる3種に2002年に記載された1種を加え、以下の4種1変種が中国、台湾、ベトナム、ラオスに分布するとしている[5]

  • K. davidiana (C.E.Bertrand) Beissn.[6] テッケンユサン[4][7](ユサンとも呼称[1][2]は以下の2変種に分けられる
    • K. davidiana var. davidiana 基準変種テッケンユサンは中国大陸に分布[8] 
    • K. davidiana var. formosana (Hayata) Hayata 変種タイワンユサン[9]は台湾に分布[10] 
  • K. evelyniana Mast. ケテレエリア・エウェリニアナ[4]ウンナンユサンとも呼称) 中国中南部、海南島、ラオス、ベトナム[11] 
  • K. fortunei (A.Murray bis) Carrière ユサン[4] 中国南部[12] 
  • K. weixinensis L.L.Deng & W.Q.Zhang 中国中南部、2002年に記載[13] 

利用

ユサン属の材は針葉樹としては晩材部が多く、堅く油分が多く耐水性が高いことから、造船材や建築、木工器具や家具材として重用されるが、1種を除き中国中南部の標高の低い低地に生育することから伐採が進み、各地で絶滅が懸念されている[1][4]

脚注

参考文献

外部リンク

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