ユスティン・ハインリヒ・クネヒト
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クネヒトはビーベラハ・アン・デア・リスに生まれた。この町でオルガン、鍵盤楽器、ヴァイオリン、歌唱を学ぶ。1768年から1771年にかけてエスリンゲン・アム・ネッカーにあるルーテル教会の大学で学ぶ間に、ビーベラハでルーテル教会の教師、音楽監督となった。1803年まで帝国自由都市であったビーベラハは文化的に恵まれていた。クネヒトは1792年に聖マルティン教会のオルガニストに就任する。この教会はルーテル教会信者とカトリック教会信者の両方が使用していた。
クネヒトの音楽活動は精力的で多忙なものだった。劇場音楽、教会音楽を作曲、予約演奏会を主催、ギムナジウムで音楽理論、音響学、美学、作曲、楽器に関する講義を行った。そのギムナジウムは1806年に音楽学校と提携するようになった。1806年12月にシュトゥットガルトに赴きカペルマイスターもしくは同等の職に就くことを希望したが、1807年4月にヴュルテンベルク王国の「楽団監督」(Direktor beim Orchester)に任用されるも翌1808年にビーベラハへ帰郷、その後の生涯をビーベラハで過ごした。
作品
作品集はビーベラハのヴィーラント=アルシーフ(Wieland-Archiv)、テュービンゲンのエバーハルト・カール大学キック・コレクションに保管されている。主題別総カタログはラーデンブルガー(1984年)にある。
声楽曲
- 詩篇23篇 (ライプツィヒ 1783年)
- 詩篇第6篇 (シュパイアー 1788年)
- マニフィカト (1790年–1791年)
- 詩篇第1篇 (シュパイアー 1792年)
- Herr Gott, dich loben wir (シュトゥットガルト 1816年) マルティン・ルターの『Herr Gott, dich loben wir』による
- Vollständige Sammlung ... vierstimmiger Choralmelodien für das neue wirtembergische Landesgesangbuch クネヒトとJ.F.クリシュトマンの共編 (シュトゥットガルト 1799年)
- Dixit Dominus (1800年)
- 10のカンタータ (1800年頃)
- テ・デウム (オッフェンバッハ 1801年)
- Wechselgesang der Mirjam und Debora (フリードリヒ・ゴットリープ・クロプシュトック: Der Messias) (ライプツィヒ 1781年)
オペラと劇場作品
- Die treuen Köhler (オペレッタ G.E. Heermann) 1786年
- Jupiter und Ganymed (プロローグとエピローグ) 1783年
- Die Entführung aus dem Serail (コミック・オペラ C.F. Bretzner) 1787年
- Der lahme Husar (コミック・オペラ F. Koch) 1788年
- Der Schulz im Dorfe, oder der verliebte Herr Doctor (コミック・オペラ C.L. Dieter) 1789年
- Der Kohlenbrenner (歌唱付きルシュトシュピール(喜劇) L. Ysenburg von Buri) 1789年
- Der Musenchor (プロローグ Knecht) 1791年
- Die Glocke (メロドラマ F. Schiller) 1807年
- Die Aeolsharfe, oder Der Triumph der Musik und Liebe (ロマンティック・オペラ N. Remmele) 1807年–1808年
- Feodore (ジングシュピール A. von Kotzebue) 1812年
- Ubaldo (付随音楽 Kotzebue) 1818年
管弦楽曲
- Le portrait musical de la nature, ou Grande sinfonie (Pastoralsymphonie) (シュパイアー 1784年–1785年) H.W. HöhnenよりThe Symphony 1720–1840, series C, XIII (ニューヨーク 1984年)として現代版が出ている。この作品はルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの交響曲第6番(田園)の標題を予言するものであり、高い評価を受けている。
室内楽曲
- ハープシコード、ヴァイオリンと任意のチェロのためのソナタ (シュパイアー 1790年)
- 2つのフルートのための3つの二重奏曲 (シュパイアー 1791年)
- ピアノ(またはフルートとギター)のための『Diverses danses』 (マインツ 1817年)
オルガン曲
- Neue vollständige Sammlung ... für ... Klavier- und Orgelspieler (シュパイアー 1791年–1795年)
- Die durch ein Donnerwetter unterbrochne Hirtenwonne (ダルムシュタット 1794年) H.W. Höhnenによる現代版 (ウィースバーデン 1982年)
- 90 kurze und leichte neue Orgelstücke (アウスブルク 1794年)
- Vollständige Orgelschule (ライプツィヒ 1795年–1798年/1989年) - ベートーヴェンはこの作品のコピーを所有していた。
- Sammlung progressiver Orgelstücke (ビーベラハ 1805年)
- Königlich württembergisches ... Choralbuch (シュトゥットガルト 1816年)
- Caecilia (フライブルク 1817年–1819年)
クネヒトはヨハン・ゼバスティアン・バッハの『フーガの技法』を完成させているが(1803年)、これは散逸してしまっている。
ピアノ曲
- 12の変奏 (ライプツィヒ 1785年)
- Kleine praktische Klavierschule (ミュンヘン 1799年–1802年)
- Kleine theoretische Klavierschule (ミュンヘン 1800年–1801年)
- Bewährtes Methodenbuch beim ersten Klavierunterricht (フライブルク 1820年)
理論書
音楽理論の分野においてクネヒトはゲオルク・ヨーゼフ・フォーグラーの考えに賛同していた。
- Erklärung einiger … missverstandenen Grundsätze aus der Voglerschen Theorie (ウルム 1785年)
- Gemeinnützliches Elementarwerk der Harmonie und des Generalbasses 第1集 (シュパイアー 1792年)、第2集から第4集 (シュトゥットガルト 1793年–1797年)
- Kleines alphabetisches Wörterbuch der vornehmsten und interessantesten Artikel aus der musikalischen Theorie (ウルム 1795年)
- Knechts allgemeiner musikalischer Katechismus (ビーベラハ 1803年)
- Luthers Verdienste um Musik und Poesie (ウルム 1817年)
- Theoretisch-praktische Generalbassschule (フライブルク 1817年頃)