序奏付きのソナタ形式。グラーヴェ、ニ短調、4分の4拍子の序奏で開始される。低弦の下降音形にホルンが応じ、間もなくヴァイオリンに緩やかに浮遊する旋律が現れる。低弦の対旋律と絡み合い、ティンパニのロールの上で歌いかわし、盛り上がってゆくとアレグロ、8分の6拍子の主部に突入する。弦楽器にリズミカルな力強い主題が現れる。チャイコフスキーの交響曲第4番第1楽章の第1主題を彷彿とさせる。この主題が一通り確保されるとヘ長調の牧歌的な第2主題がクラリネットに現れる。弦楽器に受け渡され、たっぷりと歌われてゆく。突如第1主題が響いて展開部となる。第2主題もさらに派手に響き、第1主題が激しい頂点をつくるといったん静まり、再現部となる。コーダではグラーヴェで金管にどっしりとした旋律が現れる。再び速度を元に戻し、弦楽器の舞曲的な動きに金管の下降音形がぶつかり、断ち切るようにニ短調主和音上に勢いよく曲を閉じる。