ライトモティーフ
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概要
「ライトモティーフ」という用語は、1871年、ドイツの音楽学者フリードリヒ・ヴィルヘルム・イェーンスによるウェーバーのオペラ作品の研究において初めて使用された(なお、イェーンスは、ウェーバーの作品を整理し、"イェーンス番号"を付けたことで知られる)。
これよりやや遅れて1878年には、ドイツのハンス・フォン・ヴォールツォーゲンが、友人リヒャルト・ワーグナーの作品を分析した論文『ワーグナーの「神々の黄昏」における動機』の中で「ライトモティーフ」の表現を用いた。ただし、ワーグナー自身は「ライトモティーフ」ではなく「基本主題」(Grundthema)や、「予感動機」(Ahnungsmotiv)という用語を使っていた(ワーグナーにおけるライトモティーフの使用例については『ラインの黄金』の該当部分や、各楽劇の項目を参照)。
ワーグナー以降、リヒャルト・シュトラウスをはじめとする多くの作曲家によってライトモティーフの手法は継承されていった。映画等のサウンドトラックでもこの手法は多用された。ジョン・ウィリアムズの『スター・ウォーズ』(ダース・ベイダーのテーマなど)が代表例である。
また、音楽において始まったライトモティーフは、文学にも取り入れられ、トーマス・マンなどの作品に影響を与えた。
前史
参考文献
- 『世界大百科事典』平凡社、2000年
- 『標準 音楽辞典』音楽之友社、1966年
- Schott Music - Richard Wagner - Profil - ウェイバックマシン(2015年9月24日アーカイブ分)