ラジオ名人寄席
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玉置宏が「ラジオ名人寄席」という、ラジオでの寄席の席亭として番組を進行した。主として昭和初期頃からの昭和期に、寄席や劇場、ラジオ放送、テレビ放送で活躍した「名人」「上手」「人気者」の落語家、漫才師らの口演の模様を放送した。
オープニングの口上は「残しておきたい江戸情緒、下座のお囃子、寄席幟(のぼり)。この『ラジオ名人寄席』には、嘗て一世を風靡致した、東西演芸界の『名人』『上手』『人気者』が、お得意の出し物で御機嫌を伺います。」で、上方落語を紹介する時は「上方情緒」、両方の場合は「寄席情緒」とする場合もあった。
演目の前後に、番組席亭(番組進行役)の玉置が、演者や演目についての解説をしていた。また玉置は自らが解説の放送原稿も書き、放送する演者や演目の選択、プロデュースも兼ねており、実質的には、玉置自らの膨大な演芸関連の音源コレクションから、自らがダビング編集作業等をして、放送する音源素材テープ等の提供をしていた。
演目や演者のエピソードなどの解説を交えて、放送していた。開始冒頭・終了時の挨拶は寄席への来客をイメージして「ご来場、誠にありがとう存じます(存じました)。」という文言があった。
ラジオ、テレビの放送での寄席番組全盛期だった、昭和30年頃から昭和50年代頃の音源を放送する事が多かった。また、それ以降の音源も数多く放送されていた。大抵はNHKをはじめ、各民間放送局等が、ラジオ、テレビで放送するために収録した音源を元にして、市販されたレコードやCDを使用していた。
「名人寄席」という事で、放送される音源の演者などは全て物故者であり、ピン芸、コンビやグループなど色物の場合も、演者やメンバーが亡くなるなどして、グループが無くなったり、解散したりした演者などの録音を放送した。放送当時の比較的近々の時期に鬼籍に入った演者を偲ぶ放送を行うなど、亡き演者の話芸を聴くことのできる数少ない番組だった。
番組制作はNHKエンタープライズ。
放送時間
初回放送
NHKラジオ第1放送
- 1996年4月1日〜2000年3月16日(月〜木曜日):21:30 - 21:55(「落語」)
- 2000年3月27日〜2003年3月26日(月〜水曜日):21:30 - 21:55(月・火曜日「落語」水曜日「漫才」)
- 2003年3月31日〜2004年3月23日(月〜火曜日):21:30 - 21:55(「落語」)
- 2004年4月4日〜2006年4月2日(日曜日):19:20 - 19:58
- 実際の放送では4月18日からの放送。4月4日は「春の高校野球」中継放送の延長放送、4月11日は「イラク日本人誘拐事件」関連のニュースにより、いずれも番組は休止した。
- 2006年4月9日〜2008年3月2日(日曜日):16:05 - 16:53
- 16:23 - 16:26 「中入り」として歌唱の入らない音楽を放送。一部地域(関東地方等)では、この音楽をBGMとして「道路交通情報」
再放送
NHKラジオ第2放送(NHKラジオ第1放送時の25分番組・放送後の翌週同曜日)
- 1996年4月8日〜2000年3月23日(月〜木曜日):12:10 - 12:35
- 2000年4月3日〜2003年3月31日(月〜水曜日):12:10 - 12:35
- 2003年4月7日〜2004年3月30日(月〜火曜日):12:10 - 12:35
セレクション再放送
NHKラジオ第2放送
- 2004年4月5日〜2006年3月29日(月〜水曜日):12:10 - 12:35(月・火曜日「落語」水曜日「漫才」)
- 過去に放送された25分番組からのセレクション再放送。2004年度と2005年度は同じものが放送された。
その他の再放送
NHKラジオ第2放送では、年末年始で語学番組等の放送がされていない期間の昼から夕方の時間帯(稀には夜の時間帯で)、25分番組での放送分や、2004年4月以降の放送分からの放送より、季節(時期)にあった演目の放送回を再放送することもあった。
特別興行
NHKラジオ第1放送
- 2006年1月1日(日)19:20 - 21:30 「ラジオ名人寄席 新春特別興行」
- 2006年5月4日(木)19:20 - 21:30 「ラジオ名人寄席 春の特別興行」
- 2006年8月18日(金)20:05 - 21:30 「ラジオ名人寄席 夏の特別興行」
- 2007年1月1日(月)19:20 - 21:30 「ラジオ名人寄席 新春特別興行」
- 2007年3月21日(水)19:20 - 21:30 「ラジオ名人寄席 お彼岸特別興行」
- 2007年5月3日(木)19:20 - 21:30 「ラジオ名人寄席 春の特別興行」
- 2007年8月17日(金)20:05 - 21:30 「ラジオ名人寄席 夏の特別興行」
- 2008年1月1日(火)19:20 - 21:30 「ラジオ名人寄席 新春特別興行」
- 2008年3月20日(木)19:20 - 21:30 「ラジオ名人寄席 お彼岸特別興行」
- 番組進行:秋山隆(元NHKアナウンサー) *この放送回のみ(「音源不正使用」調査中の為、番組進行役と放送内容が急遽変更)
放送時間の変遷 及び 番組内容
初回放送
- 1996年の放送開始時は、月曜日から木曜日までの21時台に帯番組として25分番組として放送され、放送当初は落語のみの放送。1回の放送時間に納まらない長い演目の場合には数回に分けて放送された。後の月〜水曜日の放送時間でも同じ。
- 2000年度には放送日が月曜日から水曜日までに変更され、月・火曜日は「落語」、水曜日は「漫才」等の色物を放送した。月・火曜日の解説は玉置宏が、水曜日は「漫才の水曜日」として、ゲスト解説者にメディア・プロデューサーの澤田隆治を迎え、多くの場合、澤田が在籍していた大阪の朝日放送(ABCテレビおよびABCラジオ)や、澤田自らが設立した東阪企画が大阪・関西テレビと共同制作した「花王名人劇場」等や、時には漫才師本人や澤田の知人、一般からの音源提供等の音源を放送し、その演者の解説も行った。「漫才の水曜日」の放送では東京漫才等の色物の演者も放送する事もあり、澤田との関係が薄かった演者の場合には、玉置が積極的に解説をしたり、時には、玉置がコレクションしている物等からの音源が放送された事もあった。
- 2004年度の春季番組改編で、毎週日曜日19:20 - 19:58に移行し、38分番組となり、落語、色物の録音を一〜二席程度を放送。
- 2006年度の春季番組改編から、毎週日曜日16:05 - 16:53に移行し、落語、色物等の録音を二〜三席程度を放送。番組中盤の16:23 - 16:26には「中入り」として音楽が流され、さらに一部地域では(関東地方など)、この音楽をBGMにして「道路交通情報」が入る。
- 2006年以降は1月1日に「ラジオ名人寄席 初春特別興行」と銘打った特別番組を放送。また、不定期で春・夏の連休中やお盆等の時期には、19時台から21時台、20時台から21時台などに「ラジオ名人寄席 特別興行」と題して放送される事もあった。番組放送では定時の時間をまたぐ放送時間の事もあり、定時のニュースや天気予報の放送がされ、番組自体が中断することもあった。
再放送
- 12時台のラジオ第2放送での昼の再放送は、21時台での帯番組の月曜日から木曜日(放送時期により、月〜水曜日、後に月〜火曜日)でのラジオ第1放送での本放送後、翌週同曜日に放送をしていた。稀に、再放送枠ではラジオ第1放送での本放送が、プロ野球ナイター中継の延長放送や緊急なニュース、気象情報等で放送中止となり、再放送枠での事実上の初回放送がされたことも幾度かあった。
セレクション再放送
- 2004年度春季の番組改編からのラジオ第2放送での12時台の昼の再放送では、過去に放送された月曜日から木曜日(後に月〜水曜日)の25分番組からのセレクション再放送となり、月・火曜日は落語、水曜日は澤田出演分の漫才等の色物を再放送していた。
- 2004年度と2005年度には同じものが放送されていた。セレクション再放送は、2006年3月29日をもって放送終了。
その他の再放送
- 2004年度以降はレギュラー放送は、毎週の再放送はされていないが、数回だけ、年末年始時期にラジオ第2放送で放送されたことがあった。
- 過去には、年末年始時期には、NHKラジオ第2放送では再放送がされたこともあったが、2007年末〜2008年新年の、年末年始には放送がなかった。