ランチア・ガンマ
From Wikipedia, the free encyclopedia
| ランチア・ガンマ | |
|---|---|
|
ガンマ・ベルリーナ(FL1) | |
|
ガンマ・クーペ(FL1)リアビュー | |
|
ガンマ・ベルリーナ(初期型) | |
| 概要 | |
| 製造国 |
|
| 販売期間 | 1976年 - 1984年 |
| ボディ | |
| 乗車定員 | 5名 |
| ボディタイプ |
4ドアセダン 2ドアクーペ |
| 駆動方式 | FF |
| パワートレイン | |
| エンジン | 水平対向4気筒 ガソリン2.0Lまたは2.5L |
| 変速機 | 5速MT・4速AT |
| サスペンション | |
| 前 | 独立 マクファーソンストラット コイル |
| 後 | 独立 ストラット |
| 車両寸法 | |
| ホイールベース | 2,670mm |
| 全長 | 4,580mm |
| 全幅 | 1,730mm |
| 全高 | 1,410mm |
| 車両重量 | 1,320kg (1976年2500) |
| 系譜 | |
| 先代 |
ランチア・フラヴィア フィアット・130 |
| 後継 | ランチア・テーマ |
ランチア・ガンマ(Lancia Gamma)は、イタリアの自動車メーカー・ランチアが1976年から1984年まで製造・販売した中型乗用車である。ランチア草創期の1910年に発売された「ガンマ」という車種が存在したが、ここでは1976年発表のモデル以降を記述する。
1976年に当時のフィアット・130に代わるフィアットグループ最高級の、そしてイタリアを代表するエグゼクティブカーとして、ジュネーヴ・ショーでデビューした。1974年に生産中止された ランチア・2000の後継車でもある。
ピニンファリーナデザインのファストバックスタイルのセダン(ベルリーナ)と、11.5cm短いホイールベースを持つ2ドアノッチバックのクーペがあり、前者が15,272台、後者が6,789台生産された。ガンマの名はギリシア文字の「ベータ」に続く三文字目で、1972年登場のベータに次ぐ、フィアット傘下2作目のニューモデルを意味する。
1980年型モデルは大きなフェイスリフトを受け、新しいデザインのホイールや、過去のランチア車をモチーフにした新しいデザインのフロントグリルを与えられた他、ダッシュボードやシートも変更され、エンジン制御がキャブレターからボッシュLジェトロニック燃料噴射に改められた。このシリーズ2はランチアの社内呼称では"FL1"と呼ばれた。
メカニズム
ガンマは専用に新設計された2.0L 115馬力または2.5L 140馬力の水平対向4気筒エンジンを縦置きする前輪駆動車で、トランスミッションは5速MTまたは後に追加された4速ATが選択できた。
2.5Lという排気量は、4気筒エンジンでは世界最大級のもので、水平対向というレイアウトは前身のフラヴィア譲りであったが、ライバルは6気筒が大半で、競合上大きなマイナスとなった。しかしこれは極めて軽量で、2,000rpmで最大トルクを発生する扱いやすいエンジンであり、特にクーペの低いボンネットラインはこのフラット4エンジンによってのみ実現可能であった。
フィアット・130を含め、フィアット車からの流用パーツは無い。現役時代はあまり評価されなかったが、生産中止後かなりの年月を経た後、最後の“本物”のランチアとして世界のランチア・エンスージアストから認められる存在となりつつある。