マダガスカルトゲマユカレハ
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生態
利用
→「マダガスカルにおける蚕」も参照
以下では、マダガスカルの文化やそこに住む人々との関わりに着目するため、ランディベと呼ぶ。
ランディベの繭からは絹糸がとれる。繭から直接、絹糸がとれるものではなく、まず、職人が繭を茹でて湯に浸す。次の段階で繭から蛹を分離し、繭から糸を取る。蛹は家蚕同様、食用にもなり、油で揚げたものを食べる[4]。以降の工程はカイコガから絹糸を取る工程と同じである。2012年現在において、マダガスカルには、雇用されている職人はおらず、製糸工場もない。家内制手工業の段階である。
ランディベの繭から紡いだ絹糸は、主に、「ランバ」と呼ばれる、体に巻き付けてまとう一枚布の民族服を織るために用いられる。古い時代には、絹織りのランバは、墓に安置してある先祖の遺体をくるむ目的のみに用いられた。染色していない生成りの絹糸で織られたランバを「ランバメナ」と呼ぶ。なお、メナは「赤い」を意味するがランディベによる野蚕糸は上掲の写真に見られるように黄色をしている。[3][5][6][7]
19世紀後半にフランス大使がメリナ王国のラダマ2世に面会した際、彼の10歳になる息子がポケットにガの蛹を焼いたものをいっぱい詰めていて、面会の間中ずっと、それを食べ続けていたという報告がある。これはランディベの蛹であったと考えられている。[4]