リエージュ劇場
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リエージュ劇場は1918年にベルギー国王アルベール1世が設立した国立のギムナジウムが起源であり、現在もベルギー国王が創立した劇場として知られる[1]。建物は一度解体され、1939年に再建築されている。
1998年にはリエージュ劇場の建物が歴史的建造物に登録された。リエージュ劇場には古くからリエージュ王立音楽院が入っていたが、1999年に安全上の理由から移転することとなった。
2013年には敷地内にリエージュ劇場の一部として新たなホールが併設された[1]。この新施設建設の資金の大部分はフランス語共同体政府(ワロン=ブリュッセル連合)からの出資であった[3]。この際、旧来の「テアトル・ド・ラ・プラス」から「テアトル・ド・リエージュ(リエージュ劇場)」へと改称された。
リエージュの街は古くからヨーロッパ各地をつなぐ貿易の要衝となっており、芸術のオリジナリティを重んじるフランス語圏でもある。中世以降はリエージュ司教領の首都としても、学問や政治の中心地であった。また、第一次世界大戦ではドイツの侵略に対抗する記録的な激戦地(リエージュの戦い)となっている。そして、前国王アルベール2世が即位前までは「リエージュ公」(Prince de Liège)の儀礼称号を有していた(フランドル伯、エノー伯とともに2001年に廃止)。そのため、リエージュ人の「プライドの高さ」と「周囲と区別する閉鎖性」には特筆すべきものがある。こうしたことが背景にあって、リエージュでは芸術は非常に大切にされており、「リエージュ国際芸術祭」が毎年1か月間にわたり開催され、独創的な芸術作品が上演されるなどしている[2]。