ルイージ・マンチネッリ
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マンチネッリとほぼ活動時期を同じくするフランコ・ファッチョ、アンジェロ・マリアーニが母国、それもミラノを中心に活躍したのに対し、マンチネッリは国内にあってはペルージャ、ローマ、ボローニャ等で、海外においてはマドリッド、ロンドン、ブエノスアイレス、ニューヨークで精力的に指揮を執った。のち、ボローニャ音楽院院長を経てニューヨークのメトロポリタン歌劇場指揮者。故国では「お国もの」のオペラすなわちジュゼッペ・ヴェルディやジャコモ・プッチーニの作品より、ワグネリズムを積極的に紹介した。作曲家として数点の歌劇、オーケストラ曲、さらには映画音楽をのこす。生地オルヴィエートの歌劇場は、マンチネッリの遺徳を顕彰し、「マンチネッリ劇場」と名付けられている。なお、作曲家マンチネッリの代表作『パオロとフランチェスカ』は、20世紀初頭、ヴェリズモ全盛期のイタリア音楽界にあってワーグナー主義の影響を強く受けた異色作である。
