ルリカケス
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| ルリカケス | ||||||||||||||||||||||||||||||
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ルリカケス Garrulus lidthi(上野動物園飼育展示個体) | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 保全状況評価[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||
| LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| Garrulus lidthi Bonaparte, 1850 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| ルリカケス | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| Amami jay Lidth's jay |
形態
生態
主にスダジイやイスノキなどからなる常緑広葉樹林に生息するが[6][8]、農耕地にも生息する[3][4][5][7]。非繁殖期には数羽から30羽の小規模な群れを形成し生活する[5]。
食性は雑食で、昆虫、クモ、爬虫類や両生類、鳥類の卵、果実、種子などを食べる[6][8]。地表でも樹上でも採食を行う[6][8]。種子の貯蔵を行い、それらの散布にも役立っているとされる。
繁殖形態は卵生。繁殖期にはペアで生活する。主に樹洞や幹の隙間、着生植物の茂中などに木の枝を用いた台座と、細い草や小枝などを組み合わせたお椀状の産座からなる巣を作る。岩の隙間、天井裏、巣箱にも営巣する[4][5]。2-5月に一腹に3-7個の卵を産む[5]。抱卵期間は約18日、巣立ちまでに25日前後[9]。
人間との関係
種小名lidthiはTheodoor Gerard van Lidth de Jeudeへの献名[2]。
鹿児島県奄美大島の方言でヒューシャやヒョウシャと呼ばれる[10]。1965年(昭和40年)に鹿児島県の県鳥に指定されている。
過去には羽毛目的や標本目的の乱獲、現在は開発による生息地の破壊、人為的に移入されたノネコやフイリマングースによる捕食などにより生息数は減少している[3][4][8]。
1921年に種として国の天然記念物に指定されている[4]。本種の主な生息域である湯湾岳は国の天然記念物「神谷・湯湾岳(天然保護区域)」及び国指定湯湾岳鳥獣保護区に指定されている。
しかしながら、2008年(平成20年)現在ルリカケスは上記の減少の要因に対する対策がとられ、自然林の回復やマングースの減少に伴い個体数が増加し、繁殖個体数は少なくとも1000個体と推定されている[11]。2006年改訂のレッドリストでは絶滅危惧種から外されており、2008年には希少野生動植物種の指定も解除された。個体数回復による希少種の指定解除は、種の保存法が施行された1993年以来、初めての事例となる[12][13]。
- 鹿児島県レッドデータブック - 絶滅危惧II類

