ルン級エクラノプラン

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建造所 アレクセエフ水中翼船中央設計局
ルン級エクラノプラン
カスピ海の西岸に乗り上げたエクラノプラン
カスピ海の西岸に乗り上げたエクラノプラン
基本情報
艦種 エクラノプラン
種別 地面効果翼機
建造所 アレクセエフ水中翼船中央設計局
運用者  ソビエト連邦海軍
 ロシア海軍
就役期間 1987年~2001年
計画数 2
建造数 1
要目
トン数 286 トン
全長 73.8 m
最大幅 44 m
吃水 2.5 m
高さ 19.2 m
推進 8 × クズネツォフ NK-87 ターボファンエンジン
速力 297 ノット (550 km/h)
搭載能力 100 トン
乗員 10名
兵装 6 × P-270 対艦ミサイル
2 × 23mm PI-23 連装機関砲
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ルン級エクラノプラン(903号計画型)は、カスピ海艦隊に配備された世界で唯一の地面効果翼機として実戦配備された軍艦である。1975年にロストスラフ・アレクセイエフによって設計され、1987年から1990年代後半までソ連海軍ロシア海軍によって運用された[1]

水面から約4メートル以内では、大きな翼に作用する地面効果によって生じる揚力を利用して飛行する。エクラノプランは航空機に似ているが、水面のすぐ上を滑空するという地面効果を利用しているため、国際海事機関(IMO)によって船舶に分類されている[2]

ルン級は対水上戦用に装備され、胴体の背面に6基のP-270 モスキート誘導ミサイル発射装置を搭載していた[3]。動力は前方のカナードに取り付けられた8つのクズネツォフ NK-87ターボファンエンジンで、それぞれが127.4キロニュートンの推力を発生させる。底部に大きな偏光板を持つ飛行艇の船体を有している。最大巡航速度は時速550キロメートルである[1]

唯一完成した機体であるMD-160は、1987年にカスピ海艦隊に就役した後、1990年代後半に退役し、2020年まで使用されないままカスピスクのカスピ海海軍基地に置かれた[1]。1980年代後半に途中まで建設されていた2隻目は、あらゆる海洋や沿岸地域に迅速に展開するための移動式野戦病院として再設計され、スパサテル(救助者)と名付けられた。しかしそれも1991年にソ連が崩壊し、軍事資金が打ち切られたため建設が中止された。2021年現在、未完成のスパサテルはヴォルガ川に隣接したロシア中部の都市ニジニ・ノヴゴロド内の古い工業団地に保管されている。

ルン級の設計にはいくつかの欠点があった。1つは、地面効果を利用するためには水面から1.5~3メートル程度の低さで飛行しなければならず、海が荒れているときには飛行できなかったことである。もう1つは、バンク角を大きく取ると旋回する際に水面に接触するため、旋回性能が悪いことである[3]。そのため、展開できる場所や気候条件は非常に限られていた。

その後

ギャラリー

脚注

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