ルービン (レーダー)

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N019ルービン
種別 火器管制レーダー
開発・運用史
開発国 ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦ロシアの旗 ロシア
送信機
周波数 Xバンド(8〜12.5 GHz)
送信尖頭電力 1kw(平均)
アンテナ
形式 ツインカセグレンアンテナ
直径・寸法 1.075m
方位角 ±60°
仰俯角 -55°~+60°
探知性能
探知距離
  • 140km(爆撃機に対する探知距離)
  • 100km (戦闘機に対する最大距離)
  • 65km(追尾距離)
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N019ルービンロシア語: Н019 «Рубин»)とは、ソビエト連邦(現・ロシア連邦)のファゾトロン-NIIRが、MiG-29 フルクラム用の火器管制レーダーとして開発したパルスドップラーレーダー (Pulse-Doppler radar) である。ルービンはロシア語でルビーを意味する単語である。

本記事では、派生型のN019MトパーズН019М «Топаз»)も合わせて解説する。

NATOコードネームは、Su-27 フランカー用の火器管制レーダーであるN001 メーチと同じくスロット・バック(Slot Back)であるが、実際N019ルービンとの共通性は70%にものぼる[注 1]

ルービンは、MiG-23ML用のサプフィール-23ML(NATOコードネーム:ハイラーク)をベースに開発された[1]

ただルービンは、MiG-29の中でも9.12規格(フルクラムA)と9.13規格(フルクラムC)にしか搭載されなかったため、生産総数はMiG-29系列の生産数の割には少なめである[注 2]

派生型

N019ルービン(RLPK-29)
ソ連空軍用MiG-29に搭載される標準モデル[1]
N019EA
ワルシャワ条約機構加盟国[注 3]向けの輸出型である9.12A規格の機体に搭載される。
対抗電子戦能力の高いSPモードが削除されている。
N019EB
ワルシャワ条約機構加盟国以外の国[注 4]向けの輸出型である9.12B規格の機体に搭載される。
N019EAと同様にSPモードが削除されているほか、デジタルプロセッサーが処理能力の低いものに換装されている。
N019Mトパーズ(RPLK-29M)
N019の改良型。トパーズ(Топаз)とは、ロシア語でトパーズを意味する単語。
1986年にファゾトロン-NIIRの研究員の一人アドルフ・トルカチェフロシア語版英語版がソ連の空対空ミサイルや地対空ミサイル、戦闘機用火器管制レーダー等の技術情報をCIAに漏洩していたことが発覚したため、急遽開発が命じられた。
新型のアクティブ・レーダー・ホーミング式の空対空ミサイルR-77(AA-12アダー)の運用能力が付与されたほか、2目標同時攻撃能力も付与された。
MiG-29SやMiG-29SMに搭載される。
N019ME
N019Mの輸出型。全体的に能力低下が行われている。
MiG-29SEやマレーシア空軍仕様のMiG-29Nなどに装備されるほか、インド空軍のMiG-29のレーダーもこれに換装されたと言われる。
N019MP
改良型。移動目標識別英語版能力やグラウンドマッピング能力等が付与され、対地・対艦攻撃能力が大きく向上。
MiG-29SMT«9.17»やベラルーシ製近代化改修型のMiG-29BMなどに装備される。

この他、ルービン/トパーズの近代化改修の一環として、アンテナをPESAPeroに換装する計画もあったが、実際に換装しての試験が行われたかは不明。

脚注

参考文献・サイト

関連項目

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