レフュジー (レフュジーのアルバム)
From Wikipedia, the free encyclopedia
経緯
1973年夏、メインホース(Mainhorse)[1]のパトリック・モラーツ(キーボード)は元ザ・ナイスのリー・ジャクソン(ベース・ギター、ボーカル)に出会った。スイス人のモラーツは当時、イギリスでの活動に不可欠な労働許可証の発行に支障をきたして、メインホースでの活動がままならなくなっていた[2]。一方、ジャクソンも当時率いていたジャクソン・ハイツ[注釈 1]からキーボーディストとギタリストが脱退したので、活動できない状態だった[2]。ジャクソンはモラーツをジャクソン・ハイツに勧誘するが、モラーツは元ザ・ナイスのブライアン・デヴィソン(ドラムス)を誘って新しいトリオを結成することを提案した[3]。デヴィソンはザ・ナイス解散後に結成したエヴリ・ウィッチ・ウェイ[注釈 2]が1971年の春に解散していた[4]ので、2人に合流した。
彼等はトリオ名を「レフュジー」として、ザ・ナイスが解散した時のマネージャーだったトニー・ストラットン・スミスをマネージャーとして、スミスが設立したカリスマ・レコードと契約を結んだ。そしてライブ活動を始める為に数か月のリハーサルを行って、1973年12月2日のロンドン公演でデビューした[5]。翌1974年2月、ロンドンのアイランド・スタジオ[注釈 3]でジョン・バーンズをプロデューサーに迎えて本作を製作した。
内容
計6曲の収録曲は、モラーツの単独作の「パピヨン」と「リット・ミックリー」を除いて、モラーツとジャクソンの共作である。
「パピヨン」は、最初ピアノ曲として録音された[注釈 4][6]。「リット・ミックリー」の題は、録音中にモラーツが"rhythmically"と言ったのをデヴィソンが"Ritt Mickley”という人名と聞き間違えたことに由来する[7]。
組曲「グランド・キャニオン」は、モラーツがグランド・キャニオンの大自然を取り上げたBBCのドキュメンタリーを観て曲を書き、ジャクソンに歌詞を要求したもの。ジャクソンは図書館からグランド・キャニオンの本や地図を借りて歌詞を練り上げた[6]。組曲「クレド」の歌詞は、カトリックに対するジャクソンの反芻を描いている[7]。「サムディ」はジャクソンの最初の結婚生活の破綻を取り上げた。
収録曲
オリジナルLP
CD
| # | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
|---|---|---|---|
| 1. | 「パピヨン Papillion」 | Patrick Moraz | |
| 2. | 「サムディ Someday」 | Moraz, Lee Jackson | |
| 3. | 「グランド・キャニオン組曲 Grand Canyon Suite
| Moraz, Jackson | |
| 4. | 「ゲイト・クラッシャー Gatecrasher」 | Moraz, Jackson | |
| 5. | 「リット・ミックリー Ritt Mickley」 | Moraz | |
| 6. | 「組曲「クレド」 Credo
|
| |
合計時間: | |||