レプトケラトプス科
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レプトケラトプス科(学名:Leptoceratopsidae)は、アジアと北アメリカに生息していた新角竜類に属する恐竜のクレードの一つ。彼らはプロトケラトプス科やケラトプス科のようなコロノサウルス類に似ており実際に近縁であるが、より原始的で一般的に小型である。後期白亜紀カンパニアンからマーストリヒチアンにかけレプトケラトプス科は遠く離れたアジアと北アメリカの両方の大陸に生息していた。その他、スウェーデンで見つかった角竜類も含まれるかも知れず、ヨーロッパにまで分布していた可能性がある[1]。 レプトケラトプス科の可能性があるとされていたセレンディパケラトプスはオーストラリアのビクトリアから報告されている属だが、2010年の研究では別の何らかの鳥盤類と改められ、現在は疑問名となっている[2]。
レプトケラトプス科は、サントニアン後期(グリフォケラトプスの時代)から白亜紀末のマーストリヒト後期(レプトケラトプスの時代)までの地層に分布している。サントニアンのグリフォケラトプスは既知の確実なレプトケラトプス科の中では最古のものである。アルバータ州産の部分的な左の歯骨に基づいて命名された。グリフォケラトプスは最も原始的な新角竜類で、おそらく北アメリカから知られている成体の角竜としては最小のボディーサイズであった[3]。
レプトケラトプス科は北アメリカでは西部において一般的にだが、ノースカロライナのカンパニアン階からの部分的な上顎骨によって、北アメリカ東北部にも生息していたことも知られている。レプトケラトプス科とされるヨーロッパの標本は、スウェーデンのカンパニアン前期のもので、分離した歯と椎骨からなる。前者は北アメリカ東北部における記念すべき最初の角竜類の発見であり、その独特な解剖学的形質をもつ上顎骨は、アパラチア大陸が後期白亜紀に西ヨーロッパとララミディアから長期間隔離されたことにより、固有・独自の動物相を築いていたという仮説を支持するものである[1] 。 アパラチアと西ヨーロッパにおいてレプトケラトプス科が共通して存在していたという事は、それらの生物地理的分散に影響を及ぼし、レプトケラトプス科が西ヨーロッパまたはララミディアのいずれかを通過してアパラチアに出入りしていた可能性を示唆している。しかし、ヨーロッパのレプトケラトプス科も閉鎖的環境で独自の進化を遂げた固有種かもしれない。ヨーロッパではフェノスカンジア盾状地が移動障壁としてはたらいていた可能性が指摘されている[4]。