ケラシノプス

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ケラシノプス学名Cerasinops)は、アメリカ合衆国モンタナ州から化石が発見された[1]、二足歩行性の小型角竜類恐竜[2]ツーメディスン層から化石が産出しており、後期白亜紀に生息した[1]。タイプ種Cerasinops hodgskissiが知られ[1]ケラシノプス・ホッグスキスイ[1]ケラシノプス・ホジスキッシ[2]とカナ転写される。属名は「桜色の顔」といった意味を持ち、赤色層であるツーメディスン層の色調を踏まえている[2]

アメリカの古生物学者であったチャールズ・W・ギルモアは、モンタナ州に分布するツーメディスン層を対象地とするアメリカ地質調査所による3回の発掘調査を実施し、露頭から多数の角竜類の化石を収集した。1935年の第三次調査では、後にギルモアが記載してレプトケラトプスブラキケラトプスに分類した2個の標本が発見された。レプトケラトプスに分類されたUSNM 13863はモンタナ州ティトン郡南部でGeorge Pearceにより収集されたものであり、頭骨の一部および関節した右後肢が保存されている。もう一方の標本USNM 13864は同郡を流れる川の北側から地表に露出して風化した状態で発見され、ジョージ・フライヤー・スタンバーグにより収集されており、頭骨の一部、椎骨、部分的な四肢が保存されている。化石の年代が古いことからギルモアは当該のマテリアルをレプトケラトプス属に分類しなかったものの、新属新種として独立するような特徴を同定することはできなかった[3]

1980年代には、レプトケラトプスに類似する追加の標本がティトン郡のWilson Hodgskissの土地で発見された。産地はレッドロックと呼ばれる場所であり、赤色の地層が分布していた。発見された標本MOR 300は2007年に新属新種Cerasinops hodgskissiとしてアメリカの古生物学者Brenda Chinneryとジャック・ホーナーにより命名され、またギルモアにより記載された上記2個の標本は本種の参照標本とされた[4]。MOR 300は全身の約80%が揃っており、頭部や関節した体骨格が知られる。体骨格には具体的に尾椎以外の椎骨、手を除く左右の前肢、左後肢の大部分、右後肢の一部を含む。ケラシノプスに分類されたすべての標本は下部ツーメディスン層から産出したものであり、77 Maと80.2 Maのカンパニアン期の火山灰層に挟まれている[5]

ラテン語cerasinus-opsからなる属名は「桜色の顔」[2]あるいは「サクランボの顔」[6]という意味を持ち、ツーメディスン層の色調を反映している[2]。種小名は土地所有者Hogdskissへの献名である[4]

特徴と分類

出典

関連項目

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