レース・アクロス・アメリカ
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レース・アクロス・アメリカ(Race Across America、RAAM)は、世界で最も過酷な自転車耐久レースの一つで、1982年から毎年開催されている。
RAAMはレースだが、グランツール(ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャ)とは異なり、シングル・ステージ・レースである。
RAAMは世界でも最も長いタイムトライアルレースである。RAAMはツール・ド・フランスより約30%長く、休息日は無く、半分の時間でゴールしなければならない。
RAAMは約5,000kmをシングルステージで走る。一度スタートするとゴールまで時計は止まらない。ドラフティングは禁止されており、レースは一般公道を使用して行われる。
RAAMはルート上、通過チェックのためにタイムステーションが設けられる。タイムステーションの到着時間はサポートクルーまたはレーサーが本部に連絡[注釈 1]することで管理されており、ライダーがタイムステーションで停車する必要はない。レース中、レーサーはハンドヘルドGPSを携行しレーサーの位置情報はWebサイトを通して世界中に一般公開される。RAAMは3か所のタイムステーションにカットオフタイムが設定されており、レーサーはカットオフタイム前に通過しなければならない。
歴史
ルート
2008年以降はカリフォルニア州オーシャンサイドをスタートし、メリーランド州アナポリスがゴール、12州を横断し、3,000マイル(4,850km)、獲得標高170,000フィート(51,800m)のルートで競われている。 2007年以前のスタート・ゴール地点は下表の通り。
| 開催年 | スタート地点 | ゴール地点 |
|---|---|---|
| 2007年 | オーシャンサイド | アトランティックシティ |
| 2006年 | ||
| 2005年 | サンディエゴ | アトランティックシティ |
| 2004年 | ||
| 2003年 | ||
| 2002年 | ポートランド | ペンサコーラビーチ |
| 2001年 | ポートランド | ガルフブリーズ |
| 2000年 | ||
| 1999年 | アーバイン | サバンナ |
| 1998年 | ||
| 1997年 | ||
| 1996年 | ||
| 1995年 | ||
| 1994年 | ||
| 1993年 | ||
| 1992年 | ||
| 1991年 | ||
| 1990年 | ||
| 1989年 | アーバイン | ニューヨーク |
| 1988年 | サンフランシスコ | ワシントンD.C. |
| 1987年 | ||
| 1986年 | ハンティントンビーチ | アトランティックシティ |
| 1985年 | ||
| 1984年 | ||
| 1983年 | サンタモニカ | アトランティックシティ |
| 1982年 | サンタモニカ | ニューヨーク |
参加資格
RAAMはプロ、アマチュアに関わらず全てのサイクリストに門戸を開いている。ソロ・レーサーがRAAMに参加するためにはRAAM 2人または4人リレーチームでの完走、指定RAAMスタイルレース(600km以上)で平均16.9km/hで完走、指定タイムトライアルレースで指定距離以上走行(例:24 Hour WTTCにて640km、平均26.6km/h)[注釈 2]、PAC Tour Elite Tourでの完走のいずれかが必要である。リレーチームでの参加に制限は無い。
使用機材
サポートクルー及びサポートカー
サポートクルーはレーサーの安全確保と目標達成のため重要な役割である。レーサーは、最小2台のサポートカーとそれぞれ2人の免許を所持するドライバーがいなければいけない。サポートクルーは基本的に事前登録が必要である。ただし、レース中でも申請をすることによりサポートクルーの追加は可能である。レース本部との連絡窓口としてチーフクルー(クルー代表)を登録する必要がある。サポートクルーは他のチームを助けることは認められる。ただし、意図的な妨害目的で他チームへ間違った情報を与える等は禁止されている。レース中、レーサー・サポートクルーの通信、食料、水、宿泊、医療、燃料等は全て自己負担である。サポートクルーは夜間、反射チョッキ・片脚にアンクルバンド・片腕にリストバンドを身に着けなければならない。サポートクルーの違反行為はライダーにペナルティが課せられる。 サポートカーは保安灯、鈍行車サイン等の装備が義務付けられている。レース前に主催者による車検を受けなければならない。