上方はジェニングス小銃。撃鉄と、ロケットボールに特有の外装式雷管のための雷管孔を示す。下方は後期型ヴォルカニック小銃。内部に発火機構を備えたヴォルカニック弾薬を用いた。
初期の.41ヴォルカニック弾
ロケットボールで実用的な連発火器が作れるようになったが、一方でこれは必ずしも理想的な解決方法ではなかった。弾丸を薬莢として使うため容積の制約が厳しく、使用できる薬量が非常に少ないせいで初速も射程も小さくなってしまったのである。初活力はたったの約76ジュールであり[2][リンク切れ]、ロケットボールは.25ACP弾のような、低威力な現代のポケットピストル用弾薬よりも威力に劣るものであった。
こうした限界はあったものの、ロケットボールは商業的に成功する小銃を作ろうとする野心的な銃器メーカーに採用され、ヴォルカニック・リピーティング・アームズカンパニーがその白眉であった。ヴォルカニック弾薬は一歩先を行くもので、ロケットボールのキャップを雷管に置き換えることでそれ自身単体で成立する完全なケースレス弾薬となった[1]。