ロゲルギスト
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メンバーの一人である高橋秀俊によれば、ノーバート・ウィーナーの『サイバネティックス』(原書1948年)に感動した幾人かの集まりにより、サイバネティックスの研究会を始めよう、という相談がまとまったのが始まりである[2]。当初は「測定」といったようなことをテーマとし「二年ぐらいはわりに頻繁に集まっていた」[3]。その後『都合のつきやすい夜に集まって、食事をしながら話をするという、第二期の会を作った』[3]という。
当初からのメンバーは
の5名で[1]、間もなく
が加わって7名となった(カッコ内はエッセーの筆者名「ロゲルギストX」の X として使用した署名)[1]。1959年2月に雑誌『自然』(中央公論社)に掲載されたことを正式なデビューとしている[1]。それから24年間にわたって連載されたエッセイは順次まとめて出版され、岩波書店からの『物理の散歩道』シリーズ計5冊および中央公論社からの『新 物理の散歩道』シリーズ計5冊となった。
はじめは「サイバネの会」などと呼んでいたが、そのうち『われわれの扱う範囲はそれよりもっと広いのだというようなことからだったと思うが』[4]新しい語を作ろうと議論し、ロゴス(λόγος)とエルゴン(ἔργον)とを繋いで作った言葉「ロゲルギーク (Logergik)」という新語に決まった。発案は高橋で、サイバネティックスにエネルギーの観点を加えた「情報とエネルギー」に関する理論体系をつくろうという当初の目標をあらわしたものという。雑誌『自然』に寄稿するようになった際に、ここから派生して「ロゲルギスト」という名ができ、共有筆名としても使用することとなった。