ロシアの政治
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ロシア連邦大統領は、ロシア連邦の元首であり、対外的にロシア連邦を代表する。
ロシア国民の直接選挙で選ばれ、任期は6年である。
再選も可能。
身分保障として、終身の不逮捕特権と免責特権を有する。
大統領は、憲法上において、次に掲げる権能を主に有する。
- 国家院を解散すること(後述で説明)
- ロシア連邦議会に教書を発布すること
- ロシア連邦議会で可決された法案を拒否すること
- ロシア連邦政府議長(後述で説明)、閣僚及びその他の文武官を任免すること
- 憲法改正案、法律案その他の国政上重要な事件を、連邦議会の議を経ずに、国民投票に付託すること
- 国の機関相互、又は国と連邦構成主体との間に存在する紛争を調停し、又は担当の裁判所に委嘱すること
- 大統領令(後述で説明)を発令すること
- ロシア連邦軍を統帥すること
- 戒厳・非常事態を宣告すること
- 宣戦し、講和し及び条約を締結すること
- 栄典を授与すること
- 恩赦を決定すること
大統領は、就任時、次の宣誓を行う。
ロシア連邦大統領の権能を行うにあたり、人及び市民の権利及び自由を尊重し、保護し、ロシア連邦憲法を遵守し、擁護し、国家の主権、独立、安全及び統一性を擁護し、人民に忠実に奉仕することを誓う。
行政

行政権(執行権)は、ロシア連邦政府に属する。
慣例上、大統領は外交と国防を、連邦政府は内政を主導するとされるが、現在ではそれも崩れつつある。
連邦政府は、連邦政府議長(以下首相と説明)及びその他の閣僚によって組織される。
大統領は、国家院の同意を経て首相を任命し、首相の提案に基づいて、その他の閣僚を任免する。
首相は、副大統領としての地位も兼ねており、大統領が欠位し、又は大統領に職務遂行上の故障がある場合においては、大統領の職務を代行する。
行政権の行使について、連邦政府は連帯して大統領と連邦議会双方に対して責任を負う。よって、法律、大統領令、及び連邦政府の定める政令には、首相と主任の閣僚の副署を必要とする。
大統領は、閣議を主宰することができる。この場合、首相が進行役を務める。
大統領は、国家の重要政策及び軍事ドクトリンを定め、連邦政府の助言と同意に基づいて、憲法及び法律の定めるところにより、大統領令を発令することができる。
連邦政府は、憲法、法律及び大統領令の実施に関する詳細を決定し、また大統領に上げる必要のない事案についての最終的な決定を行い、首相は閣議の本旨に基づいて行政各部を指揮監督する。
大統領は、憲法、法律及び大統領令に反する命令、決定及び処分を取り消すことができる。
大統領は、大統領全権代表を任命することができる。
大統領全権代表は、連邦管区を統括し、国策を画一的かつ統一的に地方で実施するため、地方政府の活動を指揮監督する。
大統領は、ロシア連邦安全保障会議を主宰する。
立法


連邦院(または連邦会議)は、上院に相当する。
連邦院は、各連邦構成主体の政府及び議会から派遣された代表によって組織される。
任務は、連邦構成主体に関連する法律案、予算案その他の国政事件に関する審議である。
(例) 財政に関連する事件には、政府の長または財務相が派遣される。
ドイツの連邦参議院に類似する。
国家院(または国家会議)は、下院に相当する。
国家院は、ロシア国民に公選された代表によって組織される。
現行の選挙制度は、小選挙区比例代表並立制である。任期は5年で、解散もある。
大統領は、国家院で連邦政府の信任案が否決され、又は不信任案が可決された場合のみ、国家院を解散することができる。
国家院は、大統領が国家反逆罪又は重大な刑事事件を犯したことを疑う相当な理由がある場合、大統領の弾劾を提訴することができる。
司法
地方区分
詳細は「ロシア連邦の地方区分」を参照。

