ロシュ城
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| Château de Loches | |
|---|---|
| ロシュ | |
サントル地域圏内の位置 | |
| 座標 | 北緯47度07分29秒 東経0度59分48秒 / 北緯47.124722度 東経0.996667度 |
| 種類 | 城 |
| 施設情報 | |
| 所有者 | ロシュ・コミューン |
| 一般公開 | Yes |
| 歴史 | |
| 建築資材 | 石 |
ロシュ城(ロシュじょう、フランス語: Château de Loches)は、フランスのロワール渓谷、アンドル=エ=ロワール県ロシュにある城である。ロワール川に注ぎ込むアンドル川や下町を見下ろすように立つ。
岩山のせり出した先端に西暦1000年ごろにフルク・ネラによって建てられた中世の城で、とくに王家の監獄としても使われた主塔無骨な印象を与える[1]。中世を通じて常に戦略的に重要な地位を占め、シャルル7世の即位前の居城であったことで有名である。城のテラスや砦からの眺めはかなり良い。

8世紀にシャルル・マルテルの息子がこの地で戦った記録が残るほど歴史は古い。ベリー、トゥーレーヌ、ポワトゥー(fr)といった領地の境界に位置したことから、所有をめぐる争いが絶えなかった。ルイ9世(聖王ルイ)がフランス王家の所領とした。
最も有名な歴史上の出来事として、1429年オルレアンを解放したジャンヌ・ダルクが王太子シャルル(=後のシャルル7世)の住んでいたこの城に駆けつけ、王位継承を戸惑っていた彼に即位を決意させた、という史実が挙げられる。場内にはこの謁見の行われた間が今も残っている。この後シャルルはランスにて戴冠し、フランス王シャルル7世となったが、次第にジャンヌ・ダルクを疎んじ、ルーアンで彼女がイングランド軍の捕虜となった際には見殺しにしてしまう。

その後シャルル7世は、惚れ込んだ愛妾アニェス・ソレルにこのロシュ城を私邸として与えた。アニェス・ソレルは王の後ろ盾をもとに大いに権勢をふるったが、周囲の反感を招き、毒殺の憂き目に遭う。