ロジカルハラスメント
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概要
ロジハラは、一方的に自身の意見を押し付けて論破しようとすることで、相手に嫌な思いをさせてしまうハラスメントである[2]。その原因は相手の状況を踏まえていない話の進め方にあり、感情面への配慮を忘れないことも大切とされる[3]。
グロービス経営大学院大学講師の朱子青は、次の具体例を挙げ、ロジハラの本質は相手の価値観や不安などを無視した「価値観の押し付け」「共感ハラスメント」であると説明した[4]。その上で、ロジハラを避ける上で大切なこととして、論理思考の原点に立ち返ること、結論に達したと思っても思考を止めずに考え続けること、異なった思想や価値観を持つ相手の前提を理解すること、などを挙げた。
中国人のクライアントとの会食をセッティングする際に、とある部下が以下の2つの仮説を立てたとします。
- 「中国人だから、中華料理がいいだろう」
- 「中国人だから、普段食べ慣れているであろう中華はやめて、和食がいいだろう」
この2つのロジックは、どちらも矛盾がなく、どちらを選択してもクライアントを満足させられる可能性があります。
しかし、上司が少しも検証せずに「中国人なんだから中華料理にすればいいじゃないか」と、部下に押し付けてしまうと「共感ハラスメント」となってしまいます。
— 朱子青、正論で部下を潰す「ロジハラ上司」が嫌われる本当の理由
加害者の特徴
ロジハラをしやすい人物の特徴としては、下記が挙げられる[1][2][3]。
相手より優位に立ちたい欲が強い
コミュニケーションの目的が相手を論破することになり、自分が相手よりも優位にいると考えたいがためにロジハラを行う。優位に立ちたいという欲やプライドが高く、自身の虚栄心を満たすために「正論」を振りかざす。
自分の意見が正論だと思い込んでいる
自分が正しいと思い込み、他人の意見を受け入れる考えがない。このタイプは「〇〇するべき」という言い方が多い。思い込みによる自己主張が強く相手の意見に耳を貸さないため、建設的な話し合いにならない。
相手の気持ちを理解できない
一方的に話をすることで相手を追い詰める一方で、相手の気持ちを理解できない。仮に言っていることが正しくても相手への配慮が足りず、現実はその通りにいかないことに気付かない。