ロストクライム -閃光-
From Wikipedia, the free encyclopedia
| ロストクライム -閃光- | |
|---|---|
| 監督 | 伊藤俊也 |
| 脚本 |
長坂秀佳 伊藤俊也 |
| 出演者 |
渡辺大 奥田瑛二 |
| 音楽 | 大島ミチル |
| 主題歌 | DEEP「milestone」 |
| 撮影 | 鈴木達夫 |
| 編集 | 只野信也 |
| 製作会社 | 『ロストクライム -閃光-』製作委員会[1][注 1] |
| 配給 | 角川映画[1] |
| 公開 |
|
| 上映時間 | 118分 |
| 製作国 |
|
| 言語 | 日本語 |
『ロストクライム -閃光-』(ロストクライム -せんこう-、Lostcrime)は、2010年7月3日公開の日本映画[2][3][4][5][6]。
永瀬隼介著作『閃光』を原作に三億円事件の真相を新解釈したクライム・サスペンス映画[1][7][8][9]。PG12指定[1]。主演:渡辺大・奥田瑛二[4]、監督伊藤俊也。脚本は伊藤と長坂秀佳の共作[1]。
キャスト
- 片桐慎次郎(所轄の若手刑事) - 渡辺大
- 滝口政利(刑事部捜査第一課強行犯三係・古参の刑事) - 奥田瑛二
- 津村多恵子(慎次郎の恋人) - 川村ゆきえ[11]
- 宮本翔大(月刊新時代・特派記者) - 武田真治
- 藤原孝彦(捜査第一課・管理官) - 矢島健一
- 宍倉文平(強行犯第三係・係長) - 菅田俊
- 三浦辰男(強行犯第三係・刑事) - 春田純一
- 緒方純(三億円事件の主犯格) - 奥村知史
- 杉田聡(強行犯第三係・若手刑事) - 伊藤明賢
- 飯島甲子雄(捜査第四課・警部) - 斎藤歩
- 金子彰(暴力団組長) - ダイヤモンド勝田
- 葛木勝(ラーメン屋店主・故人) - 針原滋
- 結城稔(求職中の男) - 飯田裕久
- 女将(おたふく旅館の女将) - 烏丸せつこ
- 緒方晴子(耕三の妻) - 熊谷真実(友情出演)
- 滝口俊江(政利の妻・故人) - 中田喜子
- 真山恭子(高級クラブのオーナー) - かたせ梨乃
- 真山恭子(68年当時) - 中村映里子
- 吉岡健一(三多摩総合病院・院長) - 宅麻伸
- 高村英治(警視庁OB) - 原田芳雄
- 緒方耕三(純の父親・元警察官のホームレス) - 夏八木勲
スタッフ
- 監督 - 伊藤俊也
- 原作 - 永瀬隼介
- 脚本 - 長坂秀佳、伊藤俊也
- 製作統括 - 井上泰一
- 製作 - 阿佐美弘恭、井上伸一郎、町田智子
- 企画 - 川野正雄
- プロデューサー - 鍋島壽夫
- 音楽 - 大島ミチル
- 主題歌 - DEEP「milestone」(rhythm zone)[注 2]
- 撮影 - 鈴木達夫
- 照明 - 木村匡博
- 録音 - 瀬川徹夫
- 音響効果 - 倉橋静男
- 美術 - 今村力
- 編集 - 只野信也
- 殺陣 - 西本良治郎
- 警察監修 - 飯田裕久
- スチール - 松木修
- 撮影協力 - 東映東京撮影所
- 製作 - 『ロストクライム -閃光-』製作委員会(角川映画、朝日新聞社、角川書店、NTTドコモ)
- 配給 - 角川映画
製作
企画は角川映画で[4]、社会派作品を数多く手がけてきた伊藤俊也に[12]、監督オファーがあったのは2009年5月[4]。伊藤は原作を読んでから返事をすると伝えたが[4]、リアルタイムで事件を知る「三億円事件」には特別な感情もあった[5]。永瀬隼介の原作小説『閃光』を読み、真相は今もって闇の中ではあるが、同作が1つの回答として納得できたことで、幾度も映像化されてきた「三億円事件」の決定版として新しく映画化する意味もあると考え、オファーを受けた[4][5]。伊藤監督は商業映画として11年ぶりの映画[4][5]。「三億円事件」を取り上げた小説・映像作品は数多いため、新機軸として取り入れられたのが「父と子の相克の物語」[5]。また「三億円事件」が起きた1968年は世界中で大きな事件があった激動の年で、映像作品ではある種のノスタルジーを伴って取り上げられることが多いが、伊藤監督は「ノスタルジックに語りたくない」と批判的に述べている[5]。
キャスティング
オープニングクレジットでキャストの名前が表記されるのは渡辺大、川村ゆきえ、武田真治、宅麻伸、かたせ梨乃、夏八木勲、原田芳雄、奥田瑛二の8人。主役はバディを組む渡辺大と奥田瑛二の二人だが[4]、伊藤監督は渡辺大を知らず、映画の後半で滝口を凌ぐ主役になっていくような未来の大物を片桐に求めていて俳優を探していたら鍋島壽夫プロデューサーから渡辺を推薦された[4]。1986年の『海と毒薬』で奥田は渡辺大と同じ26歳のとき、大の父・渡辺謙と共演していることから[4]、伊藤監督と奥田とで渡辺大を育てようとなった[4]。また伊藤は武田真治の役者としての独特の匂い、ニュアンスに驚いたという[4]。
ムーディ勝山が津村多恵子(川村ゆきえ)のパシリの運転手役で勝山慎司(勝山梶)名で出演してる[13]。セリフは「はい、はい」のみ。熊谷真実、烏丸せつこ、中田喜子の出演時間は同じくらいだが、何故か熊谷真実のみ友情出演表記。
撮影
2009年10月クランクイン、同年12月クランクアップ[4]。冒頭隅田川に水死体が上がる後、映像作品でしばしば映される警視庁の全景を桜田門の中から撮っている。伊藤監督は「なぜあれだけの証拠が揃いながら犯人を逮捕できなかったのか、三億円がどこへ行ったのか、そういうことも全てトータルに自分のイメージが作られたので、どんな三億円事件オタクの人に対しても、これが真相だと提示できるものになったと思う」などと述べている[4]。