ロテノン
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| ロテノン | |
|---|---|
(2R,6aS,12aS)-2-イソプロペニル-8,9-ジメトキシ-1,2,6,6a,12,12a-ヘキサヒドロクロメノ[3,4-b]フロ[2,3-h]クロメン-6-オン | |
別称 ツバトキシン、パラデリル | |
| 識別情報 | |
3D model (JSmol) |
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| ECHA InfoCard | 100.001.365 |
| KEGG | |
CompTox Dashboard (EPA) |
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| 特性 | |
| 化学式 | C23H22O6 |
| モル質量 | 394.41 |
| 外観 | 無色から赤色の固体 |
| 密度 | 1.27, 固体 (20℃) |
| 融点 |
165–166 |
| 沸点 |
210–220 (at 0.5 mmHg) |
| 特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 | |
ロテノン (rotenone) は無臭の化合物で、フェニルプロパノイドの一種である。殺虫剤・殺魚剤・農薬として広く効果を持つ。天然にはある種の植物の根や茎に含まれる。ラットに投与するとパーキンソン症候群の原因となる。毒物及び劇物取締法により劇物に指定されている[1] 。
エマニュエル・ジョフロア (Emmanuel Geoffroy) がフランス領ギアナを旅行していた際に、Robinia nicou、現在でいう Lonchocarpus nicou の標本から初めて見出した[2]。この研究は彼の学位論文で扱われるところとなったが、寄生虫感染症で死去したため爾後1895年に発表された[3]。その後の研究により、かつてジョフロアがニコウリン (nicouline) と名づけた物質はロテノンと同一であることが示された。