ロボスポランギウム

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ロボスポランギウム
分類
: 菌界 Fungi
亜門 : ケカビ亜門 Mucoromycotina
: クサレケカビ目 Mortierellales
: クサレケカビ科 Mortierellaceae
: ロボスポランギウム Lobosporangium
  • L. transversalis

ロボスポランギウム(Lobosporangium)は、クサレケカビ科に属する土壌性のカビの1属で、2004年まではエキノスポランギウム (Echinosporangium) の名で知られていた[1]

唯一種Lobosporangium transversalis のみが知られている単型属である。以下、記述はこの種のものである[2]

よく発達した菌糸体を形成する。菌糸は隔壁を欠いた多核体で、生長が速く、ところどころで脹らみ、随所で融合して網状をなす。培地上のコロニーは無色もしくはやや黄色みを帯び、ニンニクのような香りを放つ。

胞子嚢柄は気中菌糸から生じ、胞子嚢柄は数回(時には八回)の二叉状分枝を行い、その先端がさらに二分して左右に伸び、それぞれの頂部が胞子嚢となる。個々の胞子嚢は棒状あるいはソーセージ状で長さ230-400μm、径43-80μmになる。それらは一対が基部で接して形成される。全体としては、一本の胞子嚢柄の先に、太くて長く途中で僅かにVの字状に湾曲した一対の胞子嚢が乗ったような姿になる。

胞子嚢の先端は丸みを帯び、1-6個の明瞭な棘状突起がある。胞子嚢内部には多数の胞子嚢胞子が密集して形成される。胞子嚢の基部には不稔部分が形成されることがあり、これは柱軸に似るが、膜で区切られないことから柱軸とは区別され、偽柱軸 (Pseudocolumella) と呼ばれている。胞子嚢は能動的には胞子を放出せず、外力によって胞子嚢壁が壊れた時のみ胞子が出てくる。

生活環

無性生殖胞子嚢胞子の形成による。胞子は時に胞子嚢内でも発芽し、胞子嚢の膜を突き破って菌糸を伸長させる[3]。有性生殖の方式については不詳で、ヘテロタリックかホモタリックかについても判っていない。

生態

通常の培地上でもよく生育するが、胞子形成には多少培地組成を選ぶ。また、水中で麻の実を基質として培養した例では、菌糸は水中に伸びても、胞子形成は水面に出た部分で行われたという[3]

分布

北アメリカおよびメキシコから計3度発見されたのみ(いずれも土壌から分離培養されている)であり、日本国内からはまだ報告がない。

語源

分類と研究史

出典および脚注

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