「緑のロボットへの賛歌」(みどりのロボットへのさんか、A Psalm for the Wild-Built)は2021年7月13日にトーア・ブックスから出版された[1]。本作は Monk & Robot 二部作の第1作である。2022年のヒューゴー賞受賞した。
パンガと呼ばれる居住可能な衛星ではAIとロボットが都市化された工業化社会の中心的な役割を担っていた。しかしながら、数百年前にロボットが人間社会を去り、自然の中に消えていった。AIとロボット労働者、ハイテク自動化工場なしで、人類は農業と小規模コミュニティを中止とした持続可能なソーラーパンクな生活様式に切り替えた。
ノンバイナリー・ジェンダーの喫茶僧のデックスは、衛星上の人類居住エリアを巡ってコミュニティからコミュニティへと旅していた。デックスの目的はコミュニティの住人と会い、それぞれに合うようにお茶をブレンドすることだった。デックスは、サービスとしてだけではなく、お茶を出すことを「打ち解けるきっかけ」として利用し、人々が不安や懸念を打ち明けられるように働きかけている。
ある日、デックスは日常生活に変化を求めて農村をはるかに超えて人が住んでいない荒野へと旅立つ。ロボットが野生に旅立って以来、人間は何世紀もロボットを見ていなかったため、ロボットに遭遇してデックスショックを受ける。スプレンディッド・スペックルド・モスキャップ(すばらしい斑入のキノコ)と名付けられたロボットは、廃墟となった修道院を見つけるために荒野の奥深くへと旅するデックスに同行する。デックスとモスキャップはどちらも「人間には何が必要か」を探している。