Wikiwand AI

ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ

1966年初演の戯曲 From Wikipedia, the free encyclopedia

ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』(ローゼンクランツとギルデンスターンはしんだ、Rosencrantz & Guildenstern Are Dead)は、イギリスの劇作家トム・ストッパード戯曲1966年エディンバラ・フェスティバルにて初めて上演された[1][2]。『ハムレット』にほんの少しだけ登場するローゼンクランツとギルデンスターンという人物を主役にして、『ハムレット』の物語の裏側で彼らに何があったのかを描く。

クロアチアのスプリットで演じられたバージョンでは、ジョシップ・ゾフコがハムレットの役を演じた(写真:マトコ・ビルヤク)

概説

ストッパードの最も有名な作品の一つ。シェイクスピアの『ハムレット』の台詞をそのまま題名にしており、『ハムレット』では端役の2人の人物を主人公とする喜劇である。2人は『ハムレット』におけるのと同様、無能で、状況をあまりよくわかっていない小悪党といった役回りにある。ハムレットと2人の関係は登場頻度の上では原作と逆転しているが、ハムレットを監視しているつもりで実は手玉に取られており、ハムレットの企みで確実に殺される運命にあることでは原作と変わりない。しかし状況を理解できない2人は、ほとんどの時間を、状況に対応して行動するためでなく、機知ある会話や状況の分析や予測に費やす。この膨大な、状況に対して全く働きかけることのない無意味な会話は、とりわけ劇の中心的人物が目的を持たず、自らの置かれた状況を理解していないという点で、サミュエル・ベケット不条理演劇ゴドーを待ちながら』と類似している[3]

日本語訳書

  • 『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』(松岡和子訳 劇書房 1985年)
  • 『トム・ストッパードIII ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』(小川絵梨子早川書房 2017年)

日本での上演

2017年10月30日から11月26日までの間には、小川絵梨子演出によるバージョンが世田谷パブリックシアターで上演された[4]。このバージョンでは、生田斗真がローゼンクランツを、菅田将暉がギルデンスターンをそれぞれ演じた[4]

「Precious.jp」の宮田典子は、上演時間2時間30分という長尺ながらも、あっという間だったと述べており、膨大なセリフ量による生田と菅田の応酬は圧巻だったと評価している[5]

映画

1990年にストッパード自身の監督で映画化された。ローゼンクランツはゲイリー・オールドマンが、ギルデンスターンはティム・ロスが演じている。ヴェネツィア国際映画祭にて金獅子賞を受賞した。

キャスト

※括弧内は日本語吹替(VHS版)

脚注

外部リンク

Related Articles

Timelines

Top Qs

Fact Checks