ンガ[1](ラテン文字:Nga、キリル文字:Нга)は、シベリアに居住するネネツ人の神話(ネネツ神話(ロシア語版))に登場する神。死の神であり、二柱の造物主(デミウルゴス)・至高神の片割れでもあった。
ある伝承によれば、世界は自ら崩壊の危機を迎えていた。この大異変を止めようと、一人のシャーマンがもう一柱の造物主、ヌム(英語版)の助言を求めた。シャーマンは、大地の下、ンガの領域に赴き、ンガを訪ねよ、と助言された。シャーマンはその言葉に従い、そしてンガの娘と結婚した。それ以来、彼は世界をその手で支えるようになり、「大地の老人」として知られるようになった。
別の神話では、ヌムとンガは世界を創造し、協力し合いながらも互いに競い合う。この神話は二元論的宇宙観(英語版)の一例である[2]。