ヴィクラム・パテル
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| ヴィクラム・パテル | |
|---|---|
| 生誕 |
ヴィクラム・ハシャド・パテル 1964年5月5日(60歳) ムンバイ, インド |
| 国籍 | インド |
| 研究分野 | 精神医学 |
| 研究機関 |
ハーバード大学医学部 ロンドン大学衛生熱帯医学大学院 |
| 出身校 | |
| 博士論文 | ハラレにおけるよく見られる精神疾患: : 「新しい」比較文化精神医学の一研究 (1997) |
| 主な業績 | Sangath[4] |
| 主な受賞歴 | ガードナー国際保健賞(2019) |
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公式サイト ghsm | |
| プロジェクト:人物伝 | |
ヴィクラム・ハシャド・パテル(Vikram Harshad Patel、1964年 - )(英国医学院フェロー)[5]はインド生まれの精神科医・精神科学研究者。発展途上国などでの子どもの精神発達障害研究で知られている[6][7][8][9]。ロンドン大学衛生熱帯医学大学院 (LSHTM)の国際精神健康センターの創設者の一人で元センター長、インド公衆衛生財団慢性疾患管理センター副センター長、であると同時に、子どもから青少年の発達と健康、特に精神的健康に関わる研究を進めるインドのNGOであるサンガス(Sangath)の創設者の一人でもある[9]。また、2016年以来、米国ボストンのハーバード大学医学大学院の世界健康と社会医学の教授職(パーシング・スクエア財団による冠教授)にある[10]。タイム誌が選ぶ世界で最も影響力のある100人に選ばれた(2015年4月)[11]ほか、同じ2015年にはウェルカムトラスト財団からリサーチフェロー賞を受賞している[12]。
職歴・研究歴
パテル教授は250報 を超える学術審査付き研究論文を公刊している[8][9]。研究の中心は、インドをはじめとする発展途上国における精神医学に関わるものである。なかでも、精神医学的な資源の不足している環境でも精神疾患が広く存在し、その対策のためには、従来の先進国モデルではない精神医療を進めるべきであるという考えから、「おばあちゃん(Grandmothers)」や「友達ベンチ(Friendship Bench)」による精神的疾患へのケアを提唱し、その効果を実証してきている。これは、精神医学の専門教育を受けた精神科医や心理師が大幅に不足している発展途上国のような環境でも、素人に精神的ケアの基本技術を教えることで専門カウンセラーではなく「おばあちゃん」が、クリニックやカウンセリングルームではなく街角の「友達ベンチ」で、うつ病などのケアができることをランダム化対照実験で検証したものである。先進国においても、こうした「おばあちゃん」カウンセラーや「友達ベンチ」が有効であることが期待されている。
大学での教鞭をとる他に、数多くの講演も行ってきていて、2012年にはTEDでのスピーチもしている。パテル教授の精神疾患への対策に対する考え方の要点がこのTEDスピーチでよくわかる。
世界中で4億5千万人もの人々が精神的な病に苦しんでいます。豊かな先進国では精神的に病んでいる人の約半分が適切なケアを受けていますが、発展途上国では患者の9割近くが適切な治療を受けていません。それは、精神科医が決定的に不足しているからです。パテル教授は、これに対し有効な対策を提案しています。それは、一般の人々を訓練して精神的な病のケアをさせるというものです。[13]
受賞歴
- 2009年: 英国王立熱帯医学・衛生学会賞
- 2009年: 英国医学院フェロー(FMedSci)[5]
- 2014年: 全米医学アカデミー(旧米国医学研究所)Sarnat国際精神医学賞[14]
- 2015年: 英国ウエルカム・トラスト財団臨床医学研究フェローシップ[12]
- 2015年: 米国ジョージタウン大学名誉博士号
- 2015年: タイム誌世界で最も影響力のある100人
- 2016年: チャンチラニ世界健康研究賞
- 2019年: ガードナー国際保健賞