ヴェローナ市街
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主な構造物
円形闘技場(アレーナ・ディ・ヴェローナ)
アレーナ・ディ・ヴェローナ(Arena di Verona)の名で知られる円形闘技場は、紀元前1世紀初めに作られたと考えられている。ローマのコロッセオ、ナポリの円形劇場に次ぎ、イタリア国内3番目の大きさを誇り、収容人数は2万5000人。舞台や座席も残り、イタリア国内で最も保存状態が良いといわれている。
毎年6月から8月にかけてオペラ公演が行われている。この夏のオペラ・シーズンは、規模、演奏水準ともヨーロッパでも屈指の音楽祭であり、2012年夏の第90回オペラ・フェスティヴァルでは「ドン・ジョヴァンニ」「アイーダ」「カルメン」「トゥーランドット」「ロメオとジュリエット」「トスカ」の6演目で合計50回の公演が予定されている。
エルベ広場
エルベ広場(Piazza delle Erbe)の「エルベ」は野菜の意味で、その名の通り野菜の市が開かれた場所である。長方形の大きな広場で、古代ローマからの歴史を持つ。広場には、ヴェネツィア共和国の象徴であったサンマルコの円柱やカンピオーネの作によるマドンナの噴水がある。広場の奥には17世紀に建てられたバロック様式のマッフェィ宮殿が建つ。
シニョーリ広場
シニョーリ広場(Piazza dei Signori)にはローマ帝国時代にはフォルム(中央広場)があり、その頃はエルベ広場と一つであった。広場の中央にはダンテの像が立っている。
ランベルティの塔
ランベルティの塔(Torre dei Lamberti)は、シニョーリ広場のそばに建つ。高さ84m。
ヴェッキオ城
ヴェッキオ城(Castelvecchio)は、14世紀後半にカングランデ2世により建築された。以後は、スカラ家の居城として用いられる。赤いレンガでできている城壁と6つの塔、跳ね橋が残る。ナポレオンがヴェローナを支配したときはこの城が兵舎として使われた歴史も持つ。現在は、市立博物館となっている。
城からアディジェ川に向って、スカリジェロ橋がかかる。橋は、白い石で基礎とアーチが、他の部分は赤いレンガで作られた3重橋。第二次世界大戦中に退却するドイツ軍により爆破されてしまった。しかし戦後、石を拾い集めて復元された。
スカラ家の廟
スカラ家の廟(Arche scaligere)は、スカラ家の教会であるサンタマリア・アンティカ教会の側にある。墓廟は、スカラ家の紋章などで華やかに飾られたゴシック様式の構造。4角錐の屋根の上には騎士像が飾ってある。
ジュリエットの家
ジュリエットの家(Casa di Giulietta)と呼ばれる家は、『ロミオとジュリエット』においてジュリエットのモデルとなったカプレーティ家の娘の家。映画や舞台で有名なバルコニーも見られる。ただしシェークスピアがイタリアを訪れた記録はない。
前庭にはジュリエットの像も建つ。館内には当時の家具や日用品を展示している。
また、同様に「ロミオの家」(Casa di Romeo)も残っているが、個人所有のため非公開である。
