ヴォルガショル
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歴史
1931年ロシアの地質学者アレクサンダー・チェルノフがヴォルクタで大規模な石炭鉱床を発見した。この発見により、多くの人々がヴォルクタに集まり1943年にはヴォルクタは都市としての地位を与えられ、その後も人口は増加し続けた[2]。
1960年代になるとヴォルクタの付近には13個の鉱山が存在し、鉱山の近くにはそれぞれ都市型集落が形成された。中でも、1964年に操業を開始したヴォルガショル鉱山および街は最も発展しており、アパートや学校、幼稚園、スーパーマーケット、病院、映画館、さらにはウォッカの製造工場などが町には存在していた。最盛期には約25000人のも人がこの都市型集落で生活していた。
しかし、1990年代に入るとソビエト連邦が崩壊したことよる経済の混乱が原因により、ヴォルガショルの炭鉱業も大きな打撃を負った。数千人の人々が他のヴォルクタ都市圏の都市と同様に経済悪化を受けヴォルガショルを去り、さらに2000年代に入ると相次ぐ炭鉱での崩落事故によりほとんどの炭鉱は操業を停止した。現在のヴォルガショルは不気味な黒い窓が点在し、雪に閉ざされ荒れ果てたフルシチョフカが立ち並ぶ異様な光景が広がっている。しかし、完全に人がいなくなったわけではなく、未だにこの町には2024年時点で約6000人のも人々が住んでいる。[3]
街並み

ヴォルガショルは経済崩壊が原因で人口が急速に減少し、今ではゴーストタウンのような街並みが広がっている。フルシチョフカは窓が割れ、荒れ果て雪に覆われているため誰も住んでいない印象を受けるが、人々はこの過酷な環境でも生活をしており、さらに、この町には映画館や幼稚園なども存在している。[4]
交通
人口
1989年には約25000人だった人口は、ソビエト連邦の崩壊や鉱業の低迷により、多くの人口が他地域に流出し、2010年代には約11000人までに減少した。2018年には人口は10000人を下回り、2021年に入ると人口は6553人まで大幅に減少した。
| 1970 | 1979 | 1980年 | 1986年 | 1989年 | 2002年 | 2010年 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 11 812 | 18 488 | 18 800 | 23 700 | 24 869 | 19 100 | 12 044 |
| 2011 | 2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 |
| 12,000 | 11 520 | 11 192 | 10 876 | 10 666 | 10 450 | 10 345 |
| 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2024年 | ||
| 9896 | 9518 | 9442 | 6553 | 6544 |
気候
ヴォルガショルは亜寒帯気候に属しており、冬が長く夏は短い。夏になっても気温はあまり上昇せず、夏でも霜が降りる時もある。冬には最低気温が-50度にも達するほど気温が下がり、北西から強い風が吹くため吹雪の日が多い。1年を通して天候が晴れる日は少なく、ほとんどの天気が曇りか雪である。
ヴォルガショルでは厳しい気候のため作物の露地栽培は不可能である。
| 月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 最高気温 | 1,1 | 1,2 | 5.3 | 12.0 | 26.5 | 31.0 | 33.8 | 30.0 | 24.2 | 15.6 | 4.8 | 3.5 |
| 平均気温 | -19.5 | -20 | -13.9 | -10 | -1.9 | 7.6 | 13.2 | 9.7 | 4.3 | -3.4 | -13.3 | -17.6 |
| 最低気温 | -48 | -49.4 | -43.1 | -38.5 | -25.3 | -8.4 | -1 | -4.8 | -10.5 | -29 | -45.1 | -52 |
| 出典:ヴォルクタの気候 | ||||||||||||