万葉 (バラ)
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万葉は、バラの園芸品種の1つ。1988年に日本で、鈴木省三と平林浩によって作出された[1] [2][注 1]。優雅な容姿の花だとの評価は一般的である[1][2][3]。古い時代の本では、耐病性があるとか強健種だと書かれているが、実際には病気に弱く栽培しにくい[1][2][3]。
四季咲き・半横張り性のフロリバンダ系のモダンローズ[1]。交配種は、Ambassador×Gold Bunny[1][2]。樹高は0.9m-1.3m、株張り90cm[1][2][4]。ピンクを含んだオレンジ色、またはオレンジがかった淡いアプリコット色の花を咲かせる[1][3]。冷涼な気候になるほどオレンジ色の発色はよくなる[1]。施肥を多めにすると花の発色がよくなる[2]。フロリバンダ系のバラとしては大きめの花を咲かせる中輪種で、花径は7cm-10cm[1][2][3]。花弁数は約30枚[3][4]。クラシカルな花型で、春の花には花弁の縁に切れ込みが入ることがある[1][2]。数輪の房咲きになる[1]。全開しても花芯はなかなか見せない[3]。花付きはとてもよい[1]。花もちは中程度[1]。花の香りは微香性[1][3]。枝の棘は少ない[1][2]。葉は照り葉で美しい[2]。欠点は生育の遅さと耐病性の弱さである[1]。樹勢は中程度なので生育が遅く、また、年数の経過と共にシュートも発生しにくくなる[1]。強剪定は避けた方がよい[1]。また、黒星病が発生して落葉すると枝が枯れ込み株が衰退しやすい[1]。ベランダなどの風通しの悪い所で栽培するとうどん粉病の発生に悩まされる[1]。定期的な薬剤散布、十分な日照のある場所・土壌の条件のよい場所での栽培が欠かせない[1]。