三咲光郎
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大阪府岸和田市生まれ[1]。1983年、関西学院大学文学部日本文学科を卒業する[2][3]。大阪府立高校国語科教諭として奉職する[3]。1993年、『大正暮色』で大阪府堺市が主催する第5回堺自由都市文学賞を受賞する[2]。1998年、『大正四年の
自身のブログで、「おまえが専念するジャンルは何だ、と問われると、近代小説、レトロ小説、ネオ時代小説、と勝手に自称しているジャンルを挙げる。時代小説の枠を、大正、昭和にまでひろげた小説ジャンルである。しかし、30年続けても、ここは未だに、ブルーオーシャン[4]。」といい、また、「私が思い描いているのは、たとえば、昨今は書店に行くと「時代小説」専用の棚があって多くの作家のさまざまな作品が並んでいる、まさにああいった状況で、大正から昭和前期を舞台にした「時代小説」を、多くの作家が書き、たくさんの読者が手に取って楽しむ、という広がり方なのです[5]。」と述べている。 職場の同僚だった小説家の吉村萬壱に、「君の作風だと文學界新人賞が良いよ」とアドバイスしたことがあり、後に吉村は第92回文學界新人賞、第129回芥川賞を受賞している[6][7][8]。
作品リスト
刊行作品
- 群蝶の空(2001年6月 文藝春秋) ※松本清張賞
- 銀河のひややかな瞬き(2003年8月 文藝春秋)
- 忘れ貝(2004年11月 文藝春秋)
- 砲台島(2007年4月 早川書房〈ハヤカワ・ミステリワールド〉)
- 死の犬(2010年9月 角川書店)
- 月と陽炎(2011年2月 早川書房〈ハヤカワ・ミステリワールド〉)
- 蒼きテロルの翼(2013年7月 祥伝社)
- 特務機関ラバーズ 秋桜(コスモス)の帝国(2014年10月 徳間文庫)
- 特務機関ラバーズ 月光の母神(2014年11月 徳間文庫)
- 特務機関ラバーズ 冥界の遺産(2014年12月 徳間文庫)
- 上野の仔(ノガミノガキ)(2018年3月 徳間文庫)
- 警視庁公安部第二資料係天野傑(2020年6月 徳間文庫 今宮新名義)[9]
- 警視庁特殊潜工班ファントム(2021年3月 小学館文庫 天見宏生名義)[10]
- お月見侍ととのいました 父と大江戸爆弾魔(2022年9月 徳間文庫)
- 空襲の樹(2023年1月論創社) ※論創ミステリ大賞 刊行時に『刻まれし者の名は』を改題
- 品川宿仇討ち稼業(2024年9月 祥伝社文庫 とが三樹太名義)[11]
- 娘剣士 守りて候(2024年11月 論創社〈論創ノベルス〉)
短編作品
- 大正暮色 讀売新聞夕刊関西版に分載 1993年8月、『自由都市文学 vol.1』1994年3月 ※堺自由都市文学賞
- 予兆 『関西文学』1996年4月号 (たんのわ じろう名義)[9]
- 大正四年の狙撃手(スナイパー) 『オール讀物』1998年5月号 ※オール讀物新人賞
- 帰る道 『別冊文藝春秋』2001年夏号
- 陽光の海に潜むもの 『オール讀物』2002年12月号
- 洗う譚(はなし) 『季刊文科 67』2015年12月
- 犬の名誉 -私的FARCEの試み- 『季刊文科 71』2017年5月
- 奥州ゆきを抄 河北新報 2018年3月15日朝刊、『Kappo 仙台闊歩』2018年5月号、『小説すばる』2018年5月号、『仙台短編文学賞作品集2017→2022』2022年12月 プレスアート (岸ノ里玉夫名義) ※仙台短編文学賞
- 銀の波 みどりの淡雪 -「私」についての考察I- 『季刊文科 74』2018年4月
- メガミ -「私」についての考察II- 『季刊文科 75』2018年8月
- 終戦 『季刊文科 76』2018年12月
- 七年 『震災学 vol.13』2019年3月 (岸ノ里玉夫名義)
- 虹の断章 『季刊文科 79』2019年11月
- 売国奴スタア 『棟居刑事と七つの事件簿』2021年1月 論創社 (羽衣乙次郎名義) ※論創社ミステリ選賞
- 冬相聞 『季刊文科 99』2025年3月
- 老猫介護 『季刊文科 101』2025年10月
- 恋の淵 恋冷めの淵 『季刊文科 102』2026年1月