下山保男

From Wikipedia, the free encyclopedia

下山 保男(しもやま やすお、1947年昭和22年〉6月5日 - )は、日本の元裁判官[1]

主な担当審理

  • 1992年11月:富山地裁の裁判長として、富山・長野連続女性誘拐殺人事件無罪判決を受けた元被告人の男性に対し、刑事補償として請求全額(27,006,200円)を支払うよう国に命じる決定を出した[2]
  • 1993年7月15日:富山地裁の裁判長として、1991年5月7日に富山県富山市で発生した社長夫婦射殺事件の第一審判決公判を担当。主犯格とされた被告人の男に死刑、従犯とされた被告人の男に無期懲役(いずれも求刑通り)の判決を言い渡した[3]。富山地裁における死刑判決は、1988年に富山・長野連続女性誘拐殺人事件の女性死刑囚(1998年に死刑確定)に対し言い渡されて以来で[4]、主犯格は2001年に最高裁で死刑が確定、従犯もそれまでに無期懲役が確定している[5]
  • 2000年2月28日:東京高裁第3刑事部の右陪席裁判官(裁判長は仁田陸郎、左陪席裁判官は角田正紀)として、JT女性社員逆恨み殺人事件の控訴審判決を担当[6]。無期懲役とした原判決(東京地裁:1999年5月27日)を破棄自判し、被告人に検察官の求刑通り死刑を言い渡した[7][8]。その後、同事件は2004年に最高裁で被告人の死刑が確定している[9][10][11]
  • 2011年4月12日:名古屋高裁刑事第2部の裁判長として、闇サイト殺人事件控訴審判決を担当[12]。第一審(名古屋地裁:2009年3月18日)で求刑通り死刑を言い渡されていた被告人の堀慶末(被告人側のみ控訴)と、無期懲役(求刑:死刑)を言い渡されていた被告人「山下」(検察官・被告人側の双方が控訴)に対する判決を言い渡した[13][14]
  • 2012年5月25日:名古屋高裁の裁判長として、名張毒ぶどう酒事件第7次再審請求差し戻し審決定を担当。
    • 捜査段階における被告人(→死刑囚・2015年に病死)の自白は信用性が高い」と判断して検察側の異議申立てを認め、本件の再審開始取り消しを決定した。弁護団が提出した新証拠について「毒物がニッカリンTでないと証明するだけの証拠価値はない」と判断した[21]
    • 日本弁護士連合会(日弁連会長:山岸憲司)は同日付で同決定を「新証拠によって生じた疑問が解消されていないにもかかわらず、検察官も主張しておらず鑑定人さえ言及していない独自の推論をもって新証拠が『犯行に用いられた薬剤がニッカリンTではあり得ないということを意味しないことが明らかである』として再審請求を棄却した」と非難する声明を出した[22]

脚注

参考文献

関連項目

Related Articles

Wikiwand AI