不老泉
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歴史
古くは、「不老湯」、「田中ノ湯」、「田の湯」と呼ばれた。1875年(明治8年)の『速見郡村誌』には、「不老湯、質温、硫黄、明礬気ヲ以テす、瘡毒、皮鮮、悪瘡等総テ諸腫物、痒瘡症ニ即効アリ、浴場弐ケ所」と記されている。
すでに、1888年(明治21年)には共同浴場が設けられていたようであるが、1902年(明治35年)には3階建て(1、2階各90坪、3階75坪)への改築が行われ、男女それぞれ特等、上等、並等の3種の浴槽と、飲湯、髪洗湯、手拭洗湯、温度調和所、湯滝、休憩所、商品陳列所等を有する大規模な施設に整備された[1]。
さらに、1919年(大正8年)から1921年(大正10年)3月にも2度目の改築を行い、浴槽を男女それぞれ上等湯、並湯の2種とし、他に家族温泉、電気治療温泉を設けた。また、2階には休憩室、3階には展望台が設けられている。1920年(大正9年)11月7日には皇太子(摂政宮)時代の昭和天皇がこの温泉を訪れており[2]、当時は設備の整った別府市を代表する温泉であったことが分かる[1]。
1957年(昭和32年)には3度目の改築が行われ、1階に温泉、2階に地区公民館、3階に集会室が設けられて、地域のコミュニティー施設としての役割が持たせられた[3]。
2013年(平成25年)9月からは、建物が老朽したことから4度目の改築が行われ、2014年(平成26年)8月8日にオープンした。改築後の不老泉は、鉄筋コンクリート構造2階建てで、1階が浴室、2階が集会室(28畳と37畳の2室)。浴室は、改築前同様に市営温泉で最も広い浴槽を持ち、男女それぞれ、あつ湯(44度)、ぬる湯(41度)の2つの浴槽が設けられている[4]。壁面や坪庭には、1902年(明治35年)の改築当時の鬼瓦が配置されている[5]。なお、この改築に当たっては、旧来の敷地約1,600m2のうち、東側約600m2部分に別府商工会館が建設されている[6]。
泉質等
営業
所在地
- 大分県別府市中央町7-16[3]