両江道の子どもたち
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朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の一農村を舞台に、空から突然降ってきたクリスマスプレゼントをめぐる子供たちの騒動を描いたコメディ映画[1]。
1995年に亡命した脱北者映画監督鄭成山が、金東賢プロデューサーの「北韓(北朝鮮)にもクリスマスはあるのか?」という何気ない質問を元に、「北の子どもにもクリスマスがあっていいはずだ。」という着想から企画した[1]。
完成時には120分だったが、編集過程でコッチェビが登場するシーンなど政治色のシーンが削られ[1]、朝鮮戦争や武力衝突など、南北分断による悲劇や葛藤を描くことが多い韓国映画でも、北朝鮮の子どもにだけスポットを当てた異色作となった[1]。鄭は、「映画の中の北朝鮮は、政治的に見られがちだが、北の子供たちを人間的に描きたかった。」と語っている[2]。製作は2004年から始まったが、出資者が逃亡するなどの紆余曲折があり、7年後の2011年にようやく完成した[1]。そのため、第48回大鐘賞新人男優賞にノミネートされたキム・ファンヨンは、大学生となった姿で挨拶した。
出演した子役は、江原道寧越でザリガニやトウモロコシ、ジャガイモなどの粗食による合宿を10日間にわたって行ない、やせ細った体やカルシウム不足で黄ばんだ歯などを再現した。また、劇中子どもたちが話すチョソングルは、元北朝鮮人の鄭自身が指導している[2]。