中外ライフサイエンスパーク横浜
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| 中外ライフサイエンスパーク横浜 | |
|---|---|
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エントランス棟 | |
| 情報 | |
| 用途 | 医薬品研究所 |
| 設計者 |
日本設計(主要部) 日建設計(通行橋) |
| 施工 | 鹿島建設 |
| 建築主 | 中外製薬 |
| 事業主体 | 中外製薬 |
| 構造形式 | 鉄骨構造、一部鉄骨鉄筋コンクリート構造、充填鋼管コンクリート構造[1] |
| 敷地面積 | 158,600 m² [2] |
| 延床面積 | 119,500 m² [2] |
| 状態 | 完成 |
| 階数 | 地上6階、地下1階 |
| 着工 | 2019年8月[3] |
| 竣工 | 2022年10月15日[4] |
| 開館開所 | 2023年4月 |
| 所在地 | 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216 |
| 座標 | 北緯35度23分39.4秒 東経139度31分55.2秒 / 北緯35.394278度 東経139.532000度座標: 北緯35度23分39.4秒 東経139度31分55.2秒 / 北緯35.394278度 東経139.532000度 |
中外ライフサイエンスパーク横浜(ちゅうがいライフサイエンスパークよこはま)は、横浜市戸塚区に所在する、中外製薬の医薬品研究所である。略称は「中外LSP横浜」。

横浜市戸塚区中部、戸塚駅から南方徒歩15分ほど[5]に位置し、柏尾川を挟んで右岸(西側)の戸塚町216番地と左岸の上倉田町79番地の双方に、それぞれ約7万9700m2、約7万8800m2の敷地を有する[6]。東側敷地は西側敷地より南にずれており、柏尾川を渡る専用橋で結ばれている。西側敷地の北は都市計画道路桂町戸塚遠藤線に接し、西端から住宅地を挟んで国道1号の旧道が通る。東側敷地は東海道本線の線路に接する[注釈 1]。
1937年(昭和12年)、日立製作所が国産工業を吸収合併し、この地に戸塚工場が開設された。当初は電話機や電話交換機、第二次世界大戦後は電気通信の発展にあわせ、データ端末装置やファクシミリ、自動車電話へと事業を拡大。防衛電子システムや宇宙用電子機器へも分野を広げた[7]。日立の情報通信事業の源流として[8]敷地内に通信史料館も設けられたが[7]、2015年に戸塚工場を閉鎖した[注釈 2]。
2016年3月、中外製薬は日立から土地を取得[9]。神奈川県鎌倉市梶原の鎌倉研究所[注釈 3]と、静岡県御殿場市の富士御殿場研究所の研究機能を集約することを決定した[3]。2019年8月に着工。新型コロナウイルス感染症防止のため工事の一時中断が生じたが[10]、2022年10月15日に竣工[4]。2023年4月より本格始動し[11]、約1000人の従業員が勤務する[12]。柏尾川沿いにある当該立地は浸水想定区域にあり、日立が遊休地として所有していた当時は遊水池の役割を有していた。住民団体は中外製薬に対し、ピロティ構造にして敷地西側から流入する雨水に対する遊水池の機能を持たせるよう要望したが、盛土構造で施工された[13]。
鎌倉研究所跡地のうち北側3万5359m2は更地にして高砂香料工業、南側5万3945m2は現状有姿で長谷工コーポレーションに売却された[10]。
中外製薬には中外LSP横浜のほかに東京都北区浮間に浮間研究所がある。横浜ではリード化合物の創出や前臨床開発研究などの創薬研究、浮間では原薬の製造プロセス研究や製剤・包装などの製品設計、CMC(Chemistry, Manufacturing and Control)領域の薬事申請業務などを担い、両研究所で有機的に連携して医薬品開発を行う[14]。
建築
敷地は柏尾川の東側、西側とも、南北約450m、東西約180mほど[注釈 4]で、西側敷地の西半分ににW01エントランス棟、W02会議棟、W03~05実験棟、川沿いのW06スパイン、W07化学棟、W08居室棟、W09動物・RI棟、W10エネルギー棟などが配置されている[15]。西側敷地の棟どうしをつなぐ、南北300mの中廊下「スパイン[注釈 5]」が大きな特徴で、2階は人の動線、1階は物資の搬入動線、免振ピット層はエネルギーの動線で構成される[1]。
実験棟群と既存のマンションとの間は50mの離隔が確保され[6]、緑道として近隣住民に公開するとともに、レインガーデン(雨水貯留浸透植栽基盤)を設けている[17]。実験棟の西面ファサードは最高部より下げて圧迫感を軽減するとともに、縦方向を基調としたプレキャスト材は緑地の植樹の成長と調和する意匠としている[6]。
東側敷地にはE01研究棟や福利厚生施設、地域住民への貸出も行うグラウンドなどがあるが、大部分を将来用地として残している[18]。北東部60m×60mの一角は市に提供され、上倉田堀内前公園として開放されている[19]。
エネルギー棟には都市ガスを燃料とした2基のコジェネレーションがあり、電力の約1/3を賄うほか、蒸気や温水は滅菌や研究用途に使用される。コージェネ機器は日立製作所が納入している[20][21]。
本建築は、2025年に日本建設業連合会が主催する第66回BCS賞を受賞したほか[1]、公益財団法人都市緑化機構が主催する第45回緑の都市賞国土交通大臣賞[22]、日本コンストラクション・マネジメント協会主催のCM選奨2024優秀賞を受賞している[23]。